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詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2020/02/04(火)   CATEGORY: 自由詩
山科川を遡行す
山科川を遡行す その3

南中近くの太陽が燦燦と降り注ぐから
昼餉の前に本願寺派の寺の境内まで
古木のベンチに座って息に聞き耳を立てた

山科川を遡行して行くと
大きな木の切り株が二本
視界に入ると
人形の気配
ふと一瞬
巨木の精霊を見た

嗚呼 太陽が眩しい


山科川を遡行す その4

川の護岸
小学校の庭先の桜も
すっかり葉を落とし
黒々とした幹 小枝が
空を厳しく貫いて

冬の到来を告げていた

冷気の降り来る
遊歩道で君よ
サギやセキレイを見たか?

凛とした寒さの中で
夕焼けが空を染めて
夕闇が静かに
満ちて来る
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