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詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2007/12/11(火)   CATEGORY: 自由詩
大気圏第二層
空気が もっと透けて
幹どうしが当たると
かーん かーん と
乾いた音が遠くまで響く

岩や砂塵は
薄い大気の流れを押し切って
存在を増し
影は濃い

インターネットは繋ぎっぱなし
書架が幾つかあり
この部屋を遊よくして回帰を続ける私

コンパクトディスクが烏除けに吊るしてあり
希薄な空気にキラッと輝く

暖かな紅茶が厚手のグラスに注がれると
強い太陽光は屈折しテーブルに光が集まった
蒸気が濃く立ち 水煙は立ちのぼる
龍はいる液体の流動がある以上

この乾いた空間に雲がたなびき始める
茶色の大地に影が動く

天と地の接点
太陽は手が届く
空気は薄く淡く

大気圏第二層に住む
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