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詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2019/03/29(金)   CATEGORY: 自由詩
エンデ モモ


『モモ』「灰色の男たち」より

だからもうたのしいお祭りであれ、厳粛な祭典であれ、
ほんとうのお祭りはできなくなりました。夢を見るなど、
ほとんど犯罪です。けれど彼らが一番耐えがたく思うように
なったのは、しずけさでした。彼らは自分たちの生活がどう
なってしまったのかを感じとっていましたから、しずかにな
ると不安でたまらないのです。ですから、しずけさがやって
来そうになると、そうぞうしい音を立てます。<中略>きち
がいじみた、ふゆかいな騒音です。この騒音は日ごとにはげし
くなって、大都会にあふれるようになりました。
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