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詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2018/05/30(水)   CATEGORY: 自由詩
断頭台に消えるブルジョアの懺悔
或る光栄
(断頭台に消えるブルジョアの懺悔)

おれは村を知り 道を知り
灰色の時を知った
明るくもなく 暗くもない
ふりつむ雪の宵のような光のなかで
おのれを断罪し 処刑することを知った
焔のなかに炎を構成する
もえない一本の糸があるように
おれはさまざまな心をあつめて
自ら終わろうとする本能のまわりで焚いた
世のありとあらゆる色彩と
みおぼえのある瞳がみんな
苦悩のいろに燃えあがったとき
おれは長い腕を垂れた
無明の時のしるしを
額にながしながら
歩いてゆくおれに
なにか奇妙な光栄が
つきまといするというのか
(谷川雁詩集より)

*(断頭台に消えるブルジョアの懺悔)は、私の編集。
*ブルジョア…断頭台に消える事がお前らの光栄。
*フランス革命でお前らが為したことのカルマ…
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