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詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2007/11/30(金)   CATEGORY: 自由詩
乳灰(二酸化炭素)と常緑樹
空からは
乳と灰が溢れて
現実味のある
灰色の雲は気だるく
生あくびを押し殺している

今 雨は
この地上に幕を掛けたように潤すだろう

乳と灰が溢れる地上は
液化燃料が燃えて
乳灰が鈍く 重く
河のように流れ
窪地に停滞するので
常緑樹は冬でも成長を続ける

樹木マシンの光合成で
オゾンは静かに生産され

動物から見ると
木々はまるで
電飾のクリスマスツリーのように
輝いて見えて

小鳥は小枝に止まる
さえずりのように
木々は輝いているから
冬の常緑樹にもたれかけた体は
精気を取り戻す

乳灰のゆっくり沈殿する窪地
木々は なお輝きを増し

灰色の空に
輝きの色彩を付け加える
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コメントの投稿

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No title
琴里 | URL | 2007/11/30(金) 19:54 [編集]
訪問履歴から飛んでまいりました。
琴里と申します。よろしくお願いいたします。
とても哲学的な詩を書かれるのですね。
言葉もとても鋭い美しさがあって、刺激を受けました。
また参りますね。
よろしくお願いいたします。

よろしく!
詩人の血 | URL | 2007/12/03(月) 20:19 [編集]
地味な作品が多いです。
良さを、わかっていただき。
光栄です。

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