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詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2016/11/20(日)   CATEGORY: 自由詩
薊の花のすきな子に(立原道造)
薊の花のすきな子に(立原道造)

風は或るとき流れて行った
絵のような うすい緑のなかを
ひとつのたったひとつの人の言葉を
運んで行くと 人は誰でもうけとった

ありがとう ほほえみながら
開きかけた花のあいだに
色をかえない青い空に
鐘の歌に溢れ 風は澄んでいた

気づかわしげな恥じらいが
そのまわりを かろい翼で
においながら 羽ばたいていた

何もかも あやまちはなかった
みな 猟人(かりうど)も盗人もいなかった
ひろい風と光と万物の世界であった

*神々と共に居た「黄金の時代」
我々は神々と共存する新たな「黄金の時代」
を造りあげます。
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