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詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2009/01/19(月)   CATEGORY: 自由詩
電子の海
私は何ゆえ呼吸しているのかと
問おうか

五臓六腑が絶妙な血のめぐりで
働いていると見たなら

この魂は聖なる肉体に運ばれながら
喜怒哀楽を繰り返しつつも
まなざしを対象へ向けている

昨夜のシュールな夢は何のために見たんだい

午後に
残夢の響きが消えない
やがて この青空に掻き消されるだろう
体に引っかけた薔薇の棘は夢

何のために この肺腑は
巨大な大気に切り込みを試みる?
キーボードを操る手が止まり
部屋の寒さが身に感じられた時に


私は聖別された
数多くのハンドルネームに気息や体温を感じる

街路を散策する
たおやかな足音が聞こえる
仮想の街街で出会う
電子の衣を纏った人たち

この電子の海で拾われた貝殻

戯れつづける

私は息を詰め
  潜り込む
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今の自分
鹿島茜@文字が散る | URL | 2009/01/19(月) 21:57 [編集]
今の自分自身にすっと受け入れられる言葉に出会えるのは幸いです。
私はクリスチャンですが、教会で牧師が説教をする時、数多くの信徒が「まるで自分のための説教のようだ」と感じられる説教こそ優れた説教であると言われています。
あなたの言葉には、そのような力がありますね。
不思議なものです。
どうか今後も書き続けてください。
感謝。
鹿島様 ありがと!
詩人の血 | URL | 2009/01/21(水) 16:10 [編集]
お褒めの言葉、ありがたく頂きます。
お互い頑張りましょう!!!

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