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詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2008/12/25(木)   CATEGORY: 自由詩
鏡の戦士
今 

夜の底から
冬至の深い闇から
太陽が昇ろうとしている

都市が唸る
太陽が喘ぐ

黎明の荘厳
我が胸中にあり

東雲の空は鏡のような我が胸板に
肋骨の凹凸と深い息の力動で
デフォルメされながら
保たれて

まるで水銀の銀盤の重武装のようだ

世界を反映する 軟らかな装甲
反射し結像する 水銀のヨロイ

「世界は私で私は世界」
「私は君で君は私」そう宣言する  

水銀の戦士よ! 鏡の戦士よ!

我らが世界に向かって悪意を向ける
動機はない
道理はない

我らは我らが発したもので貫かれる

君よ 君の弓を力いっぱい 振り絞り
世界に向かって善意を放て

息を数えて整えよ
太陽を浴びきれ
目を瞑れ 目を開け

今日も明日も明後日も
東から夜は明ける
東雲の輝く雲に会える

君よ ゆっくり息をして・・・
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