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詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2008/12/23(火)   CATEGORY: 自由詩
静かに刻む刻々の時
一日一日が黄金
再び帰りこぬ
この夕暮れに明かり点す

刻々の時に

静かな夕闇
路地の草はひっそり うな垂れて
清まった大気がおやすみを告げて

君よ
今日の本を閉じよ

光 在るうちに経験すべき事は多い
悔いの内に私を語らせる
響きがこの夕暮れに満ち満ちている

勢いよく降り注ぐ陽光を風にして
飛翔を続けた鳥 黒い影引く鳥らも 鎮まれ
夕闇が母なる夕闇が大地に身を預ける 夜だ

闇が覆い尽くす 静謐な夜だ

夜に明かりを点す
闇に魂を点す  奇蹟
窓から希望と優しさが冬空に漏れてゆく
光が闇から躍り出ている
何もない灰色ののっぺらぼうの時空から

白菜 ほうれん草 長ネギ 油揚げ
煮込んでうどん玉を入れて…

暖かな夕餉が静かに終わったら

魂に煌々と松明を灯そう思う
この黄金の時間に
そっと本を取り上げる
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