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詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2006/11/09(木)   CATEGORY: 自由詩
アメリカへサイスの神官のごとく

青く
触れると
消え入りそうな


ここ
我らが母体
青の時間船
地球号

ここ
こころと
からだを
養う

青の
時間船
地球号
 *
大航海時代・・・
ヨーロッパからの
新たな衝動が見える・・・
新天地
アメリカ・・・

ああ 
自由で神秘の
野火が
見える
それは 昔語りの
勇者の思い出か・・・
広大な 大地よ
 *
愛を力に
アメリカよ
その
正確な
軌跡を
描け
 *
自由の 巨大な
巨大な 砦 そして 

綻びの 微塵さえ 見えぬ
ガラスと鋼鉄の
摩天楼

屈強な肉体

自由な魂 だから
謳歌せよ 心から 謳歌せよ

なぜなら
君らは
若々しく
宇宙に伸びる 魂
新しき文化期の
芽生え
 *
我ら古き者ども
君らのライフスタイルを見る
驚愕に続く
驚愕で
思わず目を細めたくなる
 *
少年達よ
新しい道具で
新しいルールで
新しい遊び方!
その一日は創造の一日
日が暮れるまで
遊び抜く・・・

そして夜が来たなら
部屋で 星々の子守唄のなか
眠るがいい

君が新しい
開拓を夢見るとき
星々の瞬きは
祝福のように
その輝きを
増すだろう
 *
アメリカよ
おおいなる
アメリカよ
 
戦火の
穢れを
知らぬ 大地よ
大地よ
 *
あの日
誰もが
目を疑った
あの日
バベルの塔の崩壊・・・
などとささやかれた日

しかし
超高層のビルを目にしたものは
なにを以て
バビロンと呼ぶのか・・・

世界中に
遍く摩天楼の世界は
あのバビロンの大淫婦で
みちみち
溢れ返っているとでも言うのか!
 *
ああ なんと美しい!
摩天楼の
夜景

人は堕ちた星
天から堕ちた星
などと言われた・・・

この最上階の
ラウンジ
恋人達や
友人
知人の
ささやき声 笑い声

私は一人カクテルをなめながら
この美しさに
魅せられている
確かに
今にもまたたき始めそうな
夜景に
「美しい 美しい」と何度も
心の中で繰り返す
私がいる

会話がざわめき またたき
遠くの街の灯が またたき
満天の星々が  またたき

私は煙草に
火を付ける
満ち足りていた一日のため
そして そして
希望の
明日のための
しばしの
余韻の増幅

あっ 煙草の火・・・
またたきが一つ増えた と

ああ 神よ
これが 堕ちた星 人でしょうか
夜景のまたたきを見つめる
そこはかとなく
自らを思い
人を思う・・・
空に届く高さで

我々は
我々の知りうる限りの
全て
全てを
飲み込み
噛み砕き
消化し
思うのだ
 *
きっと これは
光のページェント
天国の夜に違いないと
 *
我ら 人間 大いなる人間
 *
天使でもなく
悪魔でもなく
まして
神でなどあろうわけもなく

自らに
物質主義を課した 人間
(瞑想は天翔ける神々の片鱗)

第三の道を歩む
新しい勢力 人間

天使も悪魔も
我らに従え
我ら 人間・・・

完璧な人体を
駆使する
神々 人間
(瞑想は ああ恒星間旅行のデジャブ)
 *
我ら
目的のために
研ぎ澄まし 磨いた
物質
つまり
機械を
創る事が
得意だ

(瞑想の産物たる)
(宇宙を観るだけでなく)

この視覚
この聴覚を
果ては第六感をも
機械で鋭敏化し
宇宙を観る

観て
計る

偉大なる究極の数値化

自らに 自らに
物質という 
制限を課した
我々・・・
 *
アメリカよ
全人類の
魂の
混血児よ
新しい天地よ
人類の総決算よ

牡牛座の司る
ここ 地球文明
ここ 物質文明 
この豊穣な収穫は
君たちの肩にかかっているのだ
アメリカよ

我ら
君らに
全人類の
記憶と希望を
託す

アメリカよ アメリカよ
我々は感じるのだ
やわらかく
やさしさに 満ち満ちた
慈愛の
白光の
波動を・・・

地球文明の
代表者
アメリカよ!

あらゆる
悲しみを
乗り越えて
行け!

あらゆる
悲しみを・・・
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