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詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2008/05/21(水)   CATEGORY: 自由詩
五月の風
私の指が透けて通るほど

大気は爽やかに留める

木々と眼球の間
透ける空気に樹木は裸になり
沈黙の呼吸を続けて 地球は浄化され
透明な気体が絞り出されて 私は深呼吸する

透き抜ける木々とビルディング
ガラスと鋼鉄の箱の並び
通り過ぎる風 五月の風

透明に透明を増して
光が反射を続けると

清い空気と空間が
網膜に映りこんで

心にイメージのビルと木々が宿るから
心像を大切に持ち帰る

活写して 思いを遂げたら 捨像する

そして 清い五月の風と大気が
太陽光の強まりとともに透明さを増すから

今日の午後は大地は透き通るだろう
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