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詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2012/06/27(水)   CATEGORY: 自由詩
立原道造
こんなにも優しい陽気の日
羽根布団に包まって
夢見ているような一日に

空が一人ぼっちで遊んでいる日
私は声を出して呼び掛ける
共に歩もうと

孤独と孤独の一本道は
出会うのだろうか

空と私は会話を続けられるのだろうか
不安がこの牧歌的な空に立ち昇る

そんなとき何時でも
私は立原道造の詩集を引っ張りだす

強靭な意志に貫かれた
ガラスの文体で
私を切る

血が流れて
生きていることを実感する
いつもお世話になる詩集だ

空と話し始めて幾十年

今日も彼は不思議に微笑む
そこに立原の詩集がある
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