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詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2012/01/27(金)   CATEGORY: 自由詩
冬日に
この寒波の吹きすさぶ地で
信じられるのは
蒼い空と黒くのぞく大地
夢を織っている常緑樹の光合成

寒風が街を通過して霜柱が立つと
遠景の都市は静かに眠り始める
昨日の約束が果たされて
家々に灯が点る

一日はどう生きても一日

遠く鐘が鳴るような気がして
空を見上げた
憧れの瞳を放つ
鳩を放って!

三文文士が不遜な口を尖らせて
地獄の記述に命をかけて報酬をもらい
人々を地獄へ引きずり下ろしても

我らは勝つ 常に勝つ

免疫はできているから…

己の業を想え 行動を律せよ
鏡の前で繰り返す呪文に
底冷えのする空気が呼応して
ピンクに色づいた

この冬日に
信じられるものは
鏡の私と
蒼い空
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