FC2ブログ
詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2012/01/24(火)   CATEGORY: 自由詩
まっさらな雪
新雪の広野に出て
まっさらの大地に耳をつけ
春の息吹を聴いた

白くあくまで白く
この空地に可能性の発芽を夢見て
草の上に積もった雪を手にする

この白い可能性は大地を掛け布団のように覆う
地の下で眠り続ける春を包んで離さない

静かに春を待つ新雪の場所で
私は密かに義憤の血を流す
鮮血のあたたかな温もりが
白の可能性を染める

大きく息をして
流す夢は
この鮮血のように
あたたかく愛おしい

その夢もこの夢も
分けてください

なぜって
雪がこんなにも純粋だから
スポンサーサイト




コメントの投稿

 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
Copyright © 詩人の血. all rights reserved.