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詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2011/12/25(日)   CATEGORY: 自由詩
春の河原
地の底に在る 
ホロスコープの太陽
冬至が過ぎて
日輪は昇り始め

暗闇に闇を塗りこんだ
夜の暗い日は終わる

太陽は復活する
躍動の春へ向かう
天空の舞台

蛍光灯の下で
暖を取りながら

今 春の河原を幻想する
テーブルに果物皿
蜜柑がオレンジ色に
息をひそめて在る

そのフルーツ皿が
春まだ浅い
緑 萌え始めた
河原に無造作に置かれて

せせらぎの音を
蜜柑のゴテゴテ丸い
果肉に含んで
春の柔らかな陽光を
受けきっている

冬至過ぎの
長すぎる夜に

春はこのDKに満ちて
暖かな太陽の匂いがした
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