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詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2011/12/22(木)   CATEGORY: 自由詩
夜の底の底
白い大きな化粧箱の蓋を開けると
中にまた箱があり

夜が長く
夜の底の底に
置かれた箱

蛍光灯の影が長く
静かな倦怠が伸びて
この夜をなおも低く掬いあげ
箱へと流しこんでしまう

夜が深い
冬至の夜は

蛍光下で赤い旗が立てられて
窓に飾られる

漆黒の長い夜に
血脈の暖かな拍動と
David SylvianのCD

音は虚ろな箱に籠もり始めて
淡い残像が響き

夜の国へと 誘う
郷愁の夜の底の底の日

箱に赤い糸を張る
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シュタイナーのこと
銀乃マント | URL | 2011/12/22(木) 20:34 [編集]
コメントありがとうございました。
高橋巌氏の教えを受けられたとか。
昔シュタイナーを夢中で読んだ同じ時期に高橋巌氏の著作も結構読みました。前回あげた「魂のこよみ」も高橋氏の翻訳だったと思います。翻訳を含めたら十冊以上は読んでると思います。半分以上はイザラと平河出版から出たものだったような気がしますが。でも昔過ぎてほとんど内容は覚えていません(笑)。今でも覚えているのは、高橋氏の講座にプロレスラーの前田日明が毎回姿を見せて熱心にノートを取っていたというエピソードです。そのエピソードを読んだ数日後に、テレビで取材者に怒り狂っている前田の姿を見てその落差に唖然としました。まあ、怒り狂っていたのは営業用の姿なんでしょうけど。こんなシュタイナーとは関係のない事しか覚えてない有様です。
日本におけるシュタイナーは高橋巌氏をはじめとして、何人か優秀な紹介・研究者がいて、その著作も広く紹介されていてその神秘思想も教育思想もそれなりに浸透もしているような気がします。一方私が注目してきたグルジェフはそういう優れた紹介者や研究者がほとんど見当たらず淋しい限りです。日本ではグルジェフのエニアグラムという考えばかり取り上げられて広がっていますが、グルジェフ思想とは関係なくなってしまい、ちょっと苦々しい気さえします。
まあ、シュタイナーは哲学者・思想家であることはまちがいなく、グルジェフは思想家ではなくて神秘家、多少は山師のようなところもあるという違いなども影響してるのかもしれません。
グルジェフのこと
銀乃マント | URL | 2011/12/23(金) 14:27 [編集]
コメントありがとうございます。
グルジェフはアメリカのミュージシャンで信奉している人たちが多いです。ボブ・ディランとか、ピアニストのキース・ジャレットとかも有名ですね。キース・ジャレットはグルジェフの伝える曲をわざわざピアノで弾いてレコード化してるほどのめりこんでます。
ボブ・ディランは個人的には中学の時から好きです。やはり詩の面でほかのミュージシャンに与えた影響は大きいと思います。ジョン・レノンもミック・ジャガーも影響を受けたと言ってました。本人も「ディラン」という芸名はディラン・トマスからとっているというくらいなので、詩にも詳しいのでしょう。ディラン・トマスは私も好きな詩人です。全詩集を訳者違いで2冊持っているほどです。
アメリカは昔からアメリカ流の精神世界の探求が好きと見えて、グルジェフのほかにラジニーシとかかなり人気があるみたいですね。ラジニーシも何冊か読みましたけどオリジナリティも深さも感じなかったです。そもそもOSHOなどと自分のことをいいだしたあたりからうさん臭いですね(笑)
日本はドイツ哲学の受容と共鳴が伝統的にあるのでシュタイナーもスンナリと受け入れられたのかなとも思います。シュタイナーは哲学者として好きです。先日あげた「自由の哲学」とか。

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