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詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2011/12/20(火)   CATEGORY: 自由詩
日溜まりの小道で
朝が眠たそうに
ゆっくり明けて

影は低く伸び
冬至へといたる

吐く息は白く
夢の冬日には
810Hz AFNを聴く

駐留米軍にメリークリスマス

さすが本場のラジオ
聴いたことのない
クリスマスソングが流れる

半島が少し騒がしい
後1・2年が勝負
安定した良い国になってくれと

祈るばかりだ

朝の昔ながらの
山道を歩いている
ポプラの落葉が
カサカサと音を立てて踏まれて
崖に寄り添う大きな木の下で
落葉は朝露に濡れて
まだ眠たそうに
側溝を埋めている
静かな夢が湯気のように立って

この日溜まりの小道は
斜傾の太陽は語る

太陽はクリスマスの後に復活する
メイポールの郷愁に浸る
この日溜まりは

私の前世の欲求を満たして
冷たい空気に暖かみを与えて
春の始まりを幻視させた

春も夏も秋も冬も 行くよ
この日溜まりの小道に佇むのは


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初めまして
銀乃マント | URL | 2011/12/21(水) 00:13 [編集]
こんにちわ。
銀乃マントといいます。
初めてこちらを訪れました。
ブログには「詩」と称して詩でもなんでもないものが溢れかえっていますが、ここにはちゃんと詩があると思い共感しました。
ぼくも「熾天使病」という詩と短歌のブログをやってますので、覗いてみていただければさいわいです。

http://ameblo.jp/isa2000/
コクトーの
銀乃マント | URL | 2011/12/21(水) 14:36 [編集]
こんにちわ。コメントありがとうございました。
吉岡実は学生時代にいちばん尊敬していた詩人で思潮社の全詩集やほかの詩集も全部持っているくらい好きでした。中でも好きなのは「サフラン摘み」ですが。まあ、吉岡実は現代詩に興味を持ってる人間ならみんな好きだと思いますけどね。田村隆一は荒地派の中では好きなほうですが、ちょっと立派過ぎます。寺山は詩はつまらないけど、短歌や俳句はそれこそシビレます(笑)。
そういえばおととい、古本屋でコクトーの「erotic drawings」というデッサン集が安かったので買いました。何しろハードカバーで新品に近いようなコンディションなのに300円という驚愕の値段。以前澁澤訳の『大胯びらき』 を図書館で借りたことがあるので、安かったしよく内容もみずに買ってしまいました(笑)。
何度もすみません
銀乃マント | URL | 2011/12/21(水) 21:07 [編集]
何度も投稿してしまいすみません。
シュタイナーは20年くらい前、イザラ書房や人智学研究社からでていた選集でたぶん10冊くらいは読んだと思います。雑誌の「シュタイナー研究」や「人智学研究」も毎号取り寄せて呼んだくらい結構夢中になったことがあります。今はほとんど読んでませんが、実は今のブログをはじめるときにシュタイナーの「魂のこよみ」という暦形式の名言集から毎日引用掲載しようかと考えたこともありました。私がいちばん感銘を受け、今でもすごいと思うのは「自由の哲学」という、神秘学より哲学的に人間を考察した著作です。今はというか、当時からですが、グルジェフにずっと魅かれています。シュタイナーはよくも悪くもキリスト教が背景にあるので最終的にそこでひっかかってしまいました。
コクトーのデッサンは線がいいと思いました。コクトーも映画や詩や戯曲や小説など多方面に才能を発揮してるところは寺山に似てると思います。私は寺山で好きなのは俳句と短歌と映画で、芝居に関しては天井桟敷よりも状況劇場の熱狂的なファンでした。

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