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詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2011/12/13(火)   CATEGORY: 自由詩
午睡の夢
夢の黄昏て
虹が東の空に架かり
満月が青白いまま
広げた両腕の先に留まる

夕闇がヒタと押し寄せる梅林
夢中の昏さが
節くれだった指のような幹や小枝に
白い可憐な華を咲かせて

また一つまた一つと
華に変異してゆく心

暗闇に啓く魂の
末法の濁流に聖

曇天の薄暗い部屋から
うつらうつらと午睡の寝息

夢は空間を切るほど深い
魂の井戸から汲み上げる
形象はシュールに歪むから

フィルターを通過させて解毒する
解釈を先行させて理性の網をかける

暗闇に包まれた梅林に天の川が懸かる

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