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詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2008/03/16(日)   CATEGORY: 自由詩
今宵 宵闇 宵宮の
春 巡り
今宵

浮かれた こころは憧れる

薄暗い空の果て
街灯のチラチラひかる
あの街に暮らす 人 人
人の影

宵宮せまる
路地の末

生ぬるい 重たい風が通り過ぎ
家 家の庭木が もたりと揺れる頃

笛の音 呼び
心は蛇のように ぬったりと這い出て

暗い道へ ふわり ふわりと分け入って
すっかり放浪気分

玄関を飛び出て
門灯を見た後は

帰らぬ漂泊の旅の第一歩
ここは知らぬ街 知らぬ空

宵闇 宵宮 仄かな記憶

童子の頬に紅さして
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