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詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2011/11/16(水)   CATEGORY: 自由詩
窓辺にて
一回二回
厳しい鳥らの飛翔の影が
薄いカーテン越しに
この窓辺を急襲して

午前10時の輝かしい太陽は
その真価を余すことなく晒し出す

透明な膜を吐き続けている
書物の意味や
風景写真を原資として
今日も増殖を続ける小人

意味の森を作っているんだ
黒い森に妖幻に
輝く白い肌を持ち金髪碧眼の
男女の一群が神木の回りで
妖精の言葉に聞き入りながら

幻想のイメージを紡ぐと
華が咲いて
蜜蜂や蝶々の光が射してくる

光と闇で出来ているこの森は
都下を見下ろすこのマンションの庭から
都内を越えて関東一円に森の勢力を増やしている

緑の森が消えて
意味と光と闇が林立する森だ

そこに何を住まわすか…
君の自由だ
心の状況を如実に反映する
内面の鏡

この森に
南中前の清々しい太陽光が降りて
鳥の清厳な飛翔の影
窓辺に映り

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