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詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2011/11/01(火)   CATEGORY: 自由詩
11月1日の朝
朝の空気を部屋へ導くために
窓を開け放つ

キリリとした
野外の空気が
部屋を満たす

安楽椅子に深く腰掛け
植え込みの草木に目を落とし
朝露の気配を感じると
11月1日の朝は親しげに
その頭を垂れた

山間の空き地に自生の柿の木
たわわに実り 冬枯れし始めた色彩を
華やかに彩る実の色は秋を深めて地へ落ちる

冷気に身を晒しながら
今日の夢の続きを思いだしている
夢のぐにゃぐにゃの時間を追いかけて
言葉で捕らえようとする
理性の遊びは
濃霧の小高い丘に鉄塔を建てること

やがて理性は宇宙を包むよ

冬の青空を見上げながら
呟く私のミゾオチに大きな風穴が開いて

世界樹が大風に揺れ
鳥たちのコロニーとなり
その囀りで
いつも騒がしい

潜在的な力の溢れた小枝に
夢はぶら下がっている

朝が明けると
それぞれの群れが思い思いに
一斉に飛び立って行く

空を埋める飛翔は
大空に円を描きながら
スパイラル状に上昇する

この胸から
世界の果てまで行って来い

今年のように
静かな秋が深まると

柿の実は
音もなく熟し
地に落ちて

それを鳥らが食べにくる
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| | 2011/11/02(水) 13:17 [編集]
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