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詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2011/10/11(火)   CATEGORY: 自由詩
眠りの宮
本とはいっしょに眠る
クリスマスのプレゼントを
枕元に置く子供のように
お守りのように

本といっしょに眠る

私が眠りに落ちると
黒いインクの活字たち…
真っ白な紙から
融けだして
寝間の薄暗い空間を踊り出す

真夜中に

ひらがな・カタカナ・漢字

形態が黄金に輝きだして
息をしながら
集散・乖離を繰り返し

空中に渦を作りながら
身ぶり豊かに踊る
楽しげに銀河の歌を歌う

文字と文字が
たまにぶつかり合うと
金属的な音を立てて
金粉が降り降りる

夢のように
それは甘く甘く

私に添い寝してくれる

私が眠りに落ちると

薄暗い部屋では
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