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詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2011/08/25(木)   CATEGORY: 自由詩
RAP荒城の月
春 高楼の花の宴
めぐる盃影さして
千代の松が枝わけ出でし
むかしの光いまいづこ。

廃墟に佇む 我 郷愁
しばし夢幻に遊ぶ街路灯
人の途絶えたアスファルトの道
口ずさむ荒城の月

夜は何もかも包み込むから
息づく夢幻に憧れて
道端に咲くコスモスに口づけて
夢に歩みつつ夜は散歩出る


秋陣営の霜の色
鳴き行く雁の数見せて
植うるつるぎに照りそいし
むかしの光いまいづこ。

夕暮れてうらぶれる街角
グランドのサッカーゴール
懸かる北極星に息かけて
想うあの娘と二人旅

ギリシャの廃墟で口ずさむ
この歌あの歌の日本語の
蕩ける母音 空 揺する
明日の空は明日が知る


いま荒城のよはの月
変わらぬ光たがためぞ
垣に残るはただかつら、
松に歌ふはただあらし

城址残る公園で
白光の二つの影の舞い始め
舞い続け月が寄り添う一つなる
フェアリーテイルは何時も微笑み

夜半の月を浴び切って
影と光の宴ある
この荒城の月 前世でも
見詰めてたあなたと二人


天上影は変わらねど
栄枯は移る世の姿
写さんとてか今もなほ
ああ荒城の夜半の月

星を仰ぐるベンチに座り
語り合う未来図に荒城の月
夢から覚めてまた夢見て
大地を二足歩行ししゃべり続ける

二人で語る永遠の夢
君の瞳に映る草むす古城
虫のすだきは宇宙へと
流れ消え入る讃歌なり
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