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詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2011/08/03(水)   CATEGORY: 自由詩
ある廃線の夕暮れ
草むした
レールの影が寂しい
雑草のまばら
追憶の風の吹いて


朽ちはじめた枕木に
曇天の光が所在なく射し
男たちの歓声は
幻聴の中


置き去りにされた思い出は
虫すだく静かな午後に
立ち上る陽炎


この引き込み線の先
かつて在った夢が
工場の寂れた夕暮れを追慕した
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