FC2ブログ
詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2008/02/26(火)   CATEGORY: 自由詩
春 まだ浅き・・・
曇天の雲に
仄かに薫る

白梅 
眺め

その古木の苔むした幹に軽く触れると

肌寒い風に 早春の息吹
たたえて たたえて 尚たたえつつ

梅花から 溢れている
(花びらが散るのも そんな訳

その液体のような早春は
わずかに触れた指先を蕩けさせて

しばし 私は幹になる

白梅の太陽崇拝

青梅に宿り 
ゆっくり熟成する歓喜を官能する

春の嵐に梢は
ふぃーう ふぃーう と
私の知らない言語で話しかけている

老練な幹の色合いと
白梅を飾り付けたような
可憐な 白

梅花は歌い
梅花は散る

この 風の強い 曇天に
スポンサーサイト




コメントの投稿

 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
Copyright © 詩人の血. all rights reserved.