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詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2007/10/11(木)   CATEGORY: 自由詩
空 ボサノバ 君よ!
ボサノバよ
君は神秘を通り抜け

日常に
この偉大な
日常に

月から
帰ってきた・・・
アポロのように

複雑な
数値の上に
すっくと立っている

ブラジルの広大な大地に

風に
溶ける入る
風に乗せる

ボサノバの前人未踏の数値の

不可思議よ

私は
ああ私は
ちいさな音で
スピーカーに
耳を近づけ
ひそかに聞き入る

まるで宇宙の
解き難い
問題を
アマゾンの巨大魚の
ソテーの味を
思うように
 *
君が
君に憧れる
全ての魂の
口をついて
ケ イスト エ ボサ ノバ
ケ イスト エ ムイト ナチュラと
歌わせる時

アマゾンの
風に乗り
ショーロが響く時

私の心の中で
星々は会合を始める
今の今まで
感じたことの無い
座相が天空に

そして
君を聞き入る
全ての人の心に
その時 を示す

1958年4月
あの空に

星々の会合に
響き渡った
あの音階

ああブラジルの
大地よ
ポルトガル語の
音便よ

これら全て
全てが

ボサノバの源

不可思議な
色調に
アマゾンの大河が
染まってゆく

太陽の時 星々の時 月の時
それぞれの


それぞれの時を
飾ってくれ

ボサノバよ
君の声
君のつまびく
ギターで・・・

その時
君よ
ボサノバよ
君よ

我々には
魂と魂の
一体感以外
何も
与えないでくれ

私は聞く
彼は歌う
そして我々は
同じ
時と空間を
共有する・・・

あの
不可思議な音階が
今日も
街のどこかで
流れ続けている

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