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詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2008/02/21(木)   CATEGORY: 自由詩
生死決定
その 時

生なる状態で 為した行為は
魂にイメージ刻印される

死なる状況が近づくに従い
死=イメージのみの世界がせり上がり
やがて魂を専有し始める


呼吸はしているのだ
心の蔵も動いている
しかしカテーテルの流動食が
直接 胃に与えられる

もう 魂だけの存在に限りなく近づいて

目は明暗を識別し (偉大な夜と昼はあり
耳は物音を聞き  (多分に動物のようだ

看護のやさしい 心根の波動は
色彩となり 私に近づき
魂の色を橙色に染めていった

およそ 人間的な! 
為された行為の決算書を読んでいる 私

この息も絶え絶えの肉体に宿る
心眼で この一生の総計を
ありありと見定めさせられている

自身に付加された 良性の種
それが いよいよ輝きを増し
閉じられぬ目となって

まるで映画のスクリーンのようだ 一生のメモリー

こだわり わだかまりの思いは
画面から飛び出してくる
耳をつんざく大音響とともに

私に迫り来る
生の状態 この娑婆世界で

為した事 為さぬ事

各々のカルマ(行為)で
見え隠れする 近景 遠景 それとドラマ

良いも悪いも 思い出

ああ「あの時・・・」と思うも
もう十二分に ///・オ・ソ・イ//・・

これが『死者の書』の中有

これから この魂を
天国 地獄に腑分けする 

部屋へ

審判が始まる
閻魔大王 最後の審判 トートの天秤

私の魂は羽根より軽いか・・・

死を想え!
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