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詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2018/09/07(金)   CATEGORY: 自由詩
唐詩(李白)
若者のうた。

五陵の若者のたちは、金市の東の繁華街、
銀鞍の白馬にまたがって、春風のなかをさっそうと行く。
いちめんの落花を踏みつくして、どこへ楽しみに出かけるのか。
にぎやかに笑いながら繰りこんだのは、碧眼の胡姫の酒場のなか。
(李白) *胡姫 えびす(ぺルシャ)の娘
DATE: 2018/09/07(金)   CATEGORY: 自由詩
風が踊ってる
風は

開け放たれた窓から
鮮やかな風が吹き込む

頬を撫で 髪を揺らし
通り過ぎていく 風

外では風に木々が揺れ
葉擦れの音がおしゃべりをして

陽光はあくまで透明で
緑の広葉を輝かせ
光は乱反射し
木々は騒がしく
踊りを踊っている
DATE: 2018/09/07(金)   CATEGORY: 自由詩
詩人 立原道造
薊の花のすきな子に(立原道造)

風は或るとき流れて行った
絵のような うすい緑のなかを
ひとつのたったひとつの人の言葉を
運んで行くと 人は誰でもうけとった

ありがとう ほほえみながら
開きかけた花のあいだに
色をかえない青い空に
鐘の歌に溢れ 風は澄んでいた

気づかわしげな恥じらいが
そのまわりを かろい翼で
においながら 羽ばたいていた

何もかも あやまちはなかった
みな 猟人(かりうど)も盗人もいなかった
ひろい風と光と万物の世界であった
DATE: 2018/09/06(木)   CATEGORY: 自由詩
『魂のこよみ』高橋巖訳
14
感覚の開示に帰依した私は
自分自身の衝動を失った。
思考は 私をめくらませ
私自身を 私から奪い去るように見えた。
けれども すでに感覚の仮象の中で
宇宙思考が 私に近寄り
私を 目覚めさせようとする。
(『魂のこよみ』シュタイナー著 高橋巖)
DATE: 2018/09/06(木)   CATEGORY: 自由詩
この世に執着
物質に狂わされたる我が心この世の執着いかに断ち切る
DATE: 2018/09/05(水)   CATEGORY: 自由詩
『黙示文学序説』より
第4エズラ書

第5の幻。
海の中から、12の翼と3つの頭をもっている鷲が現れ、全地を
支配するに至る(ローマ帝国、今アメリカ合衆国)。ついで森の
中から獅子(メシア)が現れ、鷲の暴虐を糾弾する。

「お前はこの世を恐怖によって支配し、
はなはだしい圧政によって全世界に君臨した。
長い年月にわたり、世をあざむき、
地を審(さば)いたがその審きは真理によるものではなかった。
お前は柔和な者を苦しめ
おだやかな者を押さえ付け、
正直な者を憎み、
嘘を愛した。………
そこでお前の高慢は至高者のみもとまでいたり、
お前の誇りは力ある主のみ前にのぼった。………
それゆえ、鷲よ、お前は消え去るのだ。
お前の恐ろしい翼も
邪悪な小さな翼も
危害を与える頭も
悪事をなす足の爪も
いや、そのろくでもないお前の全身が、今や消え失せるのだ」

*大バビロン、アメリカ合衆国が消え去ると………
『黙示文学序説』高橋三郎著
DATE: 2018/09/04(火)   CATEGORY: 自由詩
物質文明お断り
放棄する物質文明お終いの手つかず荒(すさ)ぶチリ舞う大地へ
DATE: 2018/09/04(火)   CATEGORY: 自由詩
『魂のこよみ』高橋巖訳
13
こうして 私が感覚の高みにいると
魂の奥底にひそむ 霊火の領界から
神々の真言が 燃え上がるーー
「予感しつつ 例の根底に
霊化された汝自身を 見出せ。」
(『魂のこよみ』シュタイナー著 高橋巖訳)
DATE: 2018/09/04(火)   CATEGORY: 自由詩
この世が終わり
朽ち果てるこの世が終わり永遠の命える者堕ちる奴あり
DATE: 2018/09/03(月)   CATEGORY: 自由詩
憎き物質文明
ドン詰まり肉体捨てて物質など思考転換けがれた物だ
DATE: 2018/09/03(月)   CATEGORY: 自由詩
『魂のこよみ』高橋巖訳
12
万象の美しい輝きが
私の魂の奥底に生きる 神々の力を
宇宙の彼方へ解き放つ。
自分自身から離れ
ただ ひたすらに
宇宙の光と 熱の中に 自分自身を探し求める。
(『魂のこよみ』シュタイナー著 高橋巖訳)
DATE: 2018/09/03(月)   CATEGORY: 自由詩
遅い午前
陽は光り窓辺に風は陰ゆらし遅い午前は時止まるごとく
DATE: 2018/09/03(月)   CATEGORY: 自由詩
世の終わりの時
終わりの時

『神は言われる。
終わりの時に、
わたしの霊をすべての人に注ぐ。
すると、あなたたちの息子と娘は預言し、
若者は幻を見、老人は夢を見る。
わたしの僕やはしためにも、
そのときは、わたしの霊を注ぐ。
すると、彼らは預言する。
上では、天に不思議な業を、
下では、地に徴(しるし)を示そう。
血と火と立ちこめる煙が、それだ。
主の偉大な輝かしい日が来る前に、
太陽は暗くなり、
月は血のように赤くなる。
主の名を呼び求める者は皆、救われる。』

*出典は失念。
DATE: 2018/09/03(月)   CATEGORY: 自由詩
ピンク フロイト

『イン ザ フレッシュ』肉体の中に

つまり
きみは
ショウでも観に行こうと
思ったと言うわけだ
広大な密室に繰り広げられる混沌の中で
ぬくぬくとスリルを味わうためにね
どうしたんだい?
いやにまごついているようじゃないか
きみが期待していたものと
あまりにも違うと言うのかい?
この冷ややかな両眼の裏に
何が隠されているか知りたいなら
かきむしるようによじ登って
化けの皮をひっぺがせばいいのだ

ピンク フロイト『ザ ウォール』
DATE: 2018/09/02(日)   CATEGORY: 自由詩
義人エノクの見た幻
義人エノクは神によって眼を開かれ、天上の聖者の幻を見た。
その幻は天使が私に示したものであり、私は彼から全ての事を
聞き、彼らによって私の見た事をことごとく悟ったのだが、この
幻はこの今の世のためでなく、遠い将来に来るべき世のためである。
選民については私はたとえを用いて語った。

聖なる大いなる者がその住居から出、
永遠の神が地上に、シナイ山に足を降ろされる。
そしてそのみ力の勢いをもって天の天から姿を現される。

全ての人は恐怖に撃たれ
「見張りの者」(堕天使、支配者1%)らはおののき
大いなるおそれとおののきが地の果てまで彼らをとらえる。
(エノク書「序言2章〜5章」)
DATE: 2018/09/02(日)   CATEGORY: 自由詩
堕天使集団レディオヘッド
堕天使集団レディオヘッドを殺(や)る

内奥の嵐の言葉 吹き荒び地獄の果てで堕天使を殺る

*内奥(ないおう)。*殺(や)る。
DATE: 2018/09/02(日)   CATEGORY: 自由詩
群れた兵士
シャーマンの面より恐い毒ガスのマスクを付けた群れた兵士は
DATE: 2018/09/02(日)   CATEGORY: 自由詩
『魂のこよみ』高橋巖訳
11
この強い日ざしの中で
叡智の知らせを 受けなさい。
宇宙の美に帰依しつつ
お前の中に お前を感じながら 生きなさい。
そうすれば 人間自我が 自分を見失っても
宇宙自我の中に 自分を見つけ出すことができる。
(『魂のこよみ』シュタイナー著 高橋巖訳)
DATE: 2018/09/02(日)   CATEGORY: 自由詩
トウキビと風
葉擦れしてトウキビ風に夢見ごろ遠くへ放つ野生の馬を
DATE: 2018/09/02(日)   CATEGORY: 自由詩
海風の街
海風の通り抜ける路地
細い道をゆっくりとそぞろ歩き
鉢植えの名も知らない花が揺れる
静かに空き地の放置された雑草の中から
秋の虫たちのすだき声が風に混じると
雑草の花々が夢を語り出す
遠い海風に乗って
少しだけ「時」が進み
私の背が伸びる
DATE: 2018/09/01(土)   CATEGORY: 自由詩
なぜ科学技術は不完全か?
さて、人が大地の面(おもて)に増え始め、娘たちが彼らに
生まれたとき、神の子ら(堕天使)は、人の娘たちが美しいの
を見て、それぞれ自分が選んだ者を妻とした。
そこで主は言われた「私の霊は、人のうちに永久にとどまる
ことはない。人は肉にすぎないからだ。<後略>」
(創世記6章1節〜3節)


お前を遣わしてとりなしをしてくれるように頼んだあの見張りの者
たち(堕天使)すなわちかつて天上にいた連中については、こう言いなさい。
『お前たちはかつて確かに天上にいた。しかしお前たちには全ての
秘密が示されたわけではなく、ただ価値のないことだけが知らされて
いたのだ。このようなつまらない知識を、お前たちは自分のかたくなな
心から、女どもに知らせたので、女や男どもがこられらの知識を用いて
地上に多くの悪業を行ったのだ』。
だから、彼らに言うがいい『お前たちに平安はない』と。
(旧約聖書外典「エノク書」)

*天上の霊、神の子ら、見張りの者。彼らは地上の女が美しかった
ために彼女らを妻として堕天使になる。彼らが与えた知識は、神の
啓示から出た者でなく価値のないこと。現代文明の科学技術に繋がる。
だから人間の存在は地球にとっての癌のようなものに成り下がった。
そもそもの知識の始りが間違っていた…
DATE: 2018/09/01(土)   CATEGORY: 自由詩
『魂のこよみ』高橋巖訳
10
夏空の高みへ
輝く太陽が昇り
私の個人的な感情を
果てしない空間の彼方へ連れ去る。
心の内部に予感が目覚め
暗い感情が 私に語りかける。
「ある神的存在が 今
お前を感じとったことを、
いつかかならず 知るであろう。」
(『魂のこよみ』シュタイナー著 高橋巖訳)
DATE: 2018/09/01(土)   CATEGORY: 自由詩
真珠採りと言葉
微睡みの深い淵より浮上して言葉集める真珠採りに似て
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