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詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2014/01/06(月)   CATEGORY: 自由詩
夕暮れ
午後の窓をほんの少し開けて
風が入る 希望が見える
青空に飛行機雲一直線に伸びて
ヘッセの読み挿しに目を落とす
静かな夕暮れは近い
DATE: 2014/01/06(月)   CATEGORY: 自由詩
今日はリルケ
僕は無駄だと思える 道草をするよ
空の青さや 雲の愛おしさを書き残す
公園の草原に寝転んで 今日はリルケ
明日はゲーテ ゆっくり ゆっくり
DATE: 2014/01/05(日)   CATEGORY: 自由詩
苦い心
光の一滴を苦い心に滴らす
閉ざされた扉の向こう側で
力なくベッドに倒れこむ 私

光の粒を飲み下す時 天使らは
私の幽体を天空高く引き上げ

旗のように
バラ色の夢を送ってくれた
DATE: 2014/01/05(日)   CATEGORY: 自由詩
太陽の真実
私は初めて彼女の声を聴く
水の中から呼びかけられた
その時低く垂れ込めた雲は祓われ
尊極の太陽が顔を見せ 全ては良かった
DATE: 2014/01/04(土)   CATEGORY: 自由詩
立原道造
夜の深い底へ落ちてゆく
午後の9:00時は真夜中への入り口

日付が変わるまで あれやこれや
本を引っ張り出してめくる

漆黒の闇にスタンド一つ
窓から光が漏れている
今日は立原道造の花園へ行こう
硬質なクリスタルの花々の咲く王国へ

足を踏み入れたなら
その息遣いに魅了されて
王国の虜 本が閉じられぬ

真夜中に眠ろう

今日一日に感謝して
DATE: 2014/01/04(土)   CATEGORY: 自由詩
物質は進化する
形ある物は必ず滅び去る
物質はいつか古びて捨て去られる

風光明媚な特別な土地でも
天変地異で消え去ってゆくかも知れない

君よ!そんなことで嘆くな!
我々は持てる知識を総動員して
物質をもっともっと精緻にきめ細かく
人間の機能に近く進化のさせなければならない

物質が進化を遂げれば
それを使用する
人間の脳の皺は増え五本の指は優雅に働く
新しい可能性に目覚める

若者よ!
手つかずの自然の場所が
失われたといって 自己憐憫の中で
ゆめゆめ失望なさるな!
DATE: 2014/01/03(金)   CATEGORY: 自由詩
祈り
魂の救済をお待ちしております。
あなたに話しかけても沈黙が帰ってきます。
しかしあなたは確かにこの部屋に
大気の中に友との間におられます。

若き人々が安らかな道を歩めますように。
私の残りの時に中で十二分に働くことが
できますようにお計らいください。

暗黒を凝視しています。
巨悪に立ち向かう力をお与えください。
特に国家悪を正すためにお力をお貸しください。

人々に満足した微笑みをお与えください。
人ん道を歩めますように。
アーメン
DATE: 2014/01/03(金)   CATEGORY: 自由詩
雨垂れの音が
雨垂れの音が微睡みの周囲を
母の胸のように優しく包むと
私の夢想は頭部から遊離して立ち昇る
淡い色彩 灰の空に薄紅の夢は羽ばたく
DATE: 2014/01/02(木)   CATEGORY: 自由詩
この暗闇を追いかける様に
凝視する不可思議な夜
静けさの中己の呼吸を
ゆっくり百まで数えたら
闇から明るみへの道
ダライ・ラマの瞑想の本を読む
細く寂しくしかし確かに踏み固められた
小道を行く
冬枯れの草むらに
季節外れの虫が鳴いていて

DATE: 2014/01/02(木)   CATEGORY: 自由詩
寝ころがって
大空は友と二人芝生の上で
寝ころがって眺めるもの
未来の事や 理想の事
一言二言会話を交わして
ゆっくり流れる時を味わう
DATE: 2014/01/01(水)   CATEGORY: 自由詩
難破船
船底に沈む そんな深い夜
夜の神に向かって 溜息を吹きかける
本も読まない 音楽も無い 心音と呼吸
難破船の一室で今も夢見ている
DATE: 2014/01/01(水)   CATEGORY: 自由詩
全ての人間に完璧に平等に与えられ切っている
「時」こそ運命の審判者
彼の前に一度立てばどんな嘘も泣き言も
役に立たない冷静に客観的に裁きは下るから


明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
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