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詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2012/08/27(月)   CATEGORY: 自由詩
建設現場の力天使
灼熱の太陽が照り返して
鉄のワイヤーに結ばれた
鉄骨がクレーンでつり上げられて
高層ビルへと変わる時

力の天使たちは
紺色の作業服に身を包み
ヘルメットを被って
オートマチックな機械らを操作して

真っ青な空へと飛び込む
白い雲の下
設計通りの理想を抱いて

力天使たちの額に
汗が滴る時
熱中症防止のドリンクを飲んで

高くもっと高く
空中に描く構成体の
輝くガラスと新金属の合成物に

明日の夢を託して
照り返す太陽に応答しながら
クレーンを操作する

力天使は今
首に巻いたタオルで汗を拭く
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DATE: 2012/08/27(月)   CATEGORY: 自由詩
大樹
暑さの勝る日に
木陰を作り
小鳥たちを憩わす
大樹になりたい

心の狭い自分
しかし目指すのは
観葉と慈愛を含んだ心で

人々の暑い日の木陰になりたい

大きな空が見える
高い雲が流れてゆく
心地よい風が木の葉を揺らして

木漏れ日は遊戯
心は遠い異国

家々に日陰を作り
小鳥が鳴きやまない
人工的なテレビアンテナに集まって

陽射しがきつい
光 光が溢れかえって
波打つ

8月の終わりの大樹は
黙したまま立つ
DATE: 2012/08/25(土)   CATEGORY: 自由詩
残暑
窓に差し込む陽も
角度が低くなり
軒先にまで陽光が届く

太陽の角度は秋を告げて
今日も残暑は続く

あの空き地にも
秋は確実にやって来て
この時期に咲く花で
所々に華やかな色彩は溢れ
遅い蝶らは飛び交い
天国を起草させて静かに佇む
リンプンを落として
そっと秋を迎え入れている

秋の太陽光は益々透明で
何もかも透かして見せるから

草むした下草の中に射して
虫たちを暖め
夢見させるから

太陽光の角度は
今まで見たことのない
風景を出現させて

秋の一日
法師蝉を遠く鳴かす
DATE: 2012/08/24(金)   CATEGORY: 自由詩
自由の砦
灼熱の輝く昼間から
月の出の夜へ

地球は自転して
今 夜を迎える
ひっそりと佇む家々

昼間の明るさと対照的に
暗闇に一人人影は静か

音楽が聞こえるだろう
自由を求めている心に
響き渡るあの旋律が

夜に響きわたる音楽
意識産業ともてはやされて
管理下に置かれる前の音楽

自由のはちきれんばかりの
香りを漂わせて

旋律が踊り回る

夜の音楽  太陽の音楽

自由を自由として
表現できた時代の音楽
(自己検閲よ糞くらえ)

管理下に置かれる前に
音楽は自由の砦だ
DATE: 2012/08/17(金)   CATEGORY: 自由詩
音楽 自由の戦士
太陽の射抜く大地
牧者は一人
誰も聴いていないのを知っても
呟きだす

ひっそりと その空き地は
聴き耳を立てている

自由の戦士が産まれ続け
世界は音楽が溢れて
一種 祭儀の華々しさを持つ

一人静かな空き地に佇み
夢を織り続け

世界の解放を願っている
一人の牧者とその恋人

二人は目を合わせる
焼けつく大地を通り抜け

音楽芸術が支配する世界が現れ出て

太陽は大地を焼き
地球の裏側まで射抜く光は
自由の出現を予告する
DATE: 2012/08/17(金)   CATEGORY: 自由詩
秋の始まり
お盆を過ぎるとすっかり
空は秋めき始めて
鱗雲などが空を覆い
高いところで吹く風を感じた

真夏のうだるエーテルから
秋のそれへ移り
爽やかさを感じさせる季節になった

物理的気温が34℃あっても
エーテルは秋
体感的に過ごしやすい

もう秋だね
貴方と空を見上げた

あの太古の日々
防波堤の上から
水平線を望み
誓う 理想

日がな一日
陽見詰めた日々

陽射しの強い
秋の一日は

コスモスの物語へ帰ってゆく
ああ 蝶が花に寄る
DATE: 2012/08/14(火)   CATEGORY: 自由詩
終戦記念日に寄せて
地獄の炎火に燃えている
今にも溶けそうな鉄兜を被って

銃口は狙う 罪なき民衆

村民の虐殺の園で
死体を捨て去る古井戸で

私はまた地獄を作った
炎火に燃える亡霊の兵士よ

血なまぐさい流血の後に
死の軍隊は行進する
軍隊自体が死そのもの

何の咎も無い民衆を
虐殺し古井戸へ捨てた
腐乱した死体は叫ぶ

命令だから
殺人マシンの汗はどんな味だい
塩辛いのかあの人と同じように

悲しいじゃないか
君も人間なのだろう

天使から悪魔まで
変身を遂げられる

天使は書く 悪魔は引き金を引く

悲しいのは人間
DATE: 2012/08/14(火)   CATEGORY: 自由詩
空き地の自由
空が凪いでいる
ヒタとも空気が動かずに曇天は進む

今 梵の真っ最中
列島各地で豪雨に荒れた地方がある

幸い 都下は静かな曇り
小雨がパラパラと落ちる

貴方を空地へ誘ったのは私
虫すだく中に呼び込んだのは私

都会に残された自然
空き地は自由の牙城

草むした荒れ地に
可憐な花の咲く蔓植物

蛇でも出て来そうな
うっそうとした緑

空き地は自由の都
誰にも所有されない

緑の地にも
雨は降り始めて

あなたとの約束を思う
DATE: 2012/08/13(月)   CATEGORY: 自由詩
熱波の日
熱波が通り過ぎてゆき
アスファルトの割れ目から
雑草は伸びて
風に揺れていた

胸を開けば
青空と白い雲
会話を交わして
大空を行く

家々の軒先に
風が降りてきて
音が風の音が切るように漏れる

熱波が街を通り過ぎて
太古の影が蘇る
あの時のあの日と同じ風が吹く

貴方は私を待って
防波堤の日陰で
昼食を広げている

強い風が汗を乾かし
一時の涼を与えて過ぎた

何もかも過ぎてゆく
午後に氷入りの冷水を飲む
DATE: 2012/08/13(月)   CATEGORY: 自由詩
夏が行く
雲が決まった方向に流れてゆく
何かを決心したように
明日の夢はきっと叶うさ

空き地の草むらで
虫のすだきを聴いて
静かに彼らと同化して
自由の空間を楽しんだなら

青空を流れる雲を追って
行き着ける最果てまで行く

すだく虫の心あり
遠くへ流れる思い

青空と草むした空間に
冒険の物語をそっと置いて

夢を幾つも織ってゆく
すだく虫 空き地の草を揺する風

青空は一言二言話をして
明日の行方を占う

夏が終わり始めて
一本の心の支えが消えた

夏深まる
DATE: 2012/08/10(金)   CATEGORY: 自由詩
正しい道は
印度の舞踊のように
カッと目を見開いて
見詰めている

今日読むべき本を並べて
小さな決心とともに
メモを取る

目を見開いていている
世は情報戦だから
正しいチャンネルに合わせて
聴き入っている

印度の舞踊に
焼香されて
宴もたけなわのころ

私は一人
席をはずし
見聞きしたことの吟味を始めて
正しい道を捜す

創価は正しい
在天の父は厳しい

捜す
正しい道を

己にとって何が正しいのかと
DATE: 2012/08/06(月)   CATEGORY: 自由詩
役人のサボタージュ
命おしさに
原理主義者との戦いを
拒絶した 日本国

冷戦の時はヌクヌクと利益を貪りくい
いざ血を流す時になると
我関せず

ユダヤ資本も怒りの中
超円高で日本国を衰亡させようとしている

役人の命が惜しくて
国際社会(ユダヤ社会)の要求に答えず

円高に滅ぼされる国
それもこれも役人のサボタージュ

自衛隊が原理主義者と戦う
意志を全く見せないから…

維新の会・みんなの党たのむ
日本国を名誉ある国にしてくれ
DATE: 2012/08/05(日)   CATEGORY: 自由詩
勝利への道
魂を形にした
真っ青な空に
白い雲が浮かぶ

太古から何も変わらない
故人の魂が白雲になって
空に浮かび流れる

遠い約束は果たされて
正義と個々人の幸せは約束されて

歩む道端の
雑草の力強さで
土を割る緑

空と大地が睦合い
空と大地が近づく

夢を織って
植物を茂らせる

魂が青い空に浮かぶよ
心が憧れて
空の果てまで駆けてゆく

夢を語ってくれ 友よ
苦しい夢はもうすぐ終わると

君のちょっとした勇気が
約束する勝利への道
DATE: 2012/08/04(土)   CATEGORY: 自由詩
花を供養せよ
髭曼荼羅の御本尊
厨子を開くと見える
墨で染め上げた旗印

プルメリアの花で埋め尽くされている
御本尊の周りにたくさんのプルメリアの花

偉人の遺体を埋めるように
花 花 花
プルメリアの花が咲き誇る
御本尊の周り

生の仏 死の仏

この世で活躍している
創価仏の同志 生の仏

銀河の流れに乗って空間を飛翔する
死の仏

プルメルアの花をたむけよ
我が死の仏に

焼香と鈴を供養して
法華経を読み上げて

夏の一日に
生死を越えた

勤行の行為を
供養する

髭曼荼羅を
プルメリアの花で満たせよ

死の仏よ 生の仏よ
DATE: 2012/08/02(木)   CATEGORY: 自由詩
入道雲
夏空に 抱かれて
入道雲が存在を誇示している

少なくなった蝉の声と
草むした空き地に虫のすだき

私の夏 私の恋

夏の一日に
忘れ物をしたように
置き去りの部屋に
再び 希望の灯を点す

若者の生真面目な声とか
子供たちの歓声

海辺を思って
織り始めた
夏の思いで

私の夏 私の恋

置き去りの部屋に
海辺の思い出を引き入れて

そっと貝殻に耳を近づける
DATE: 2012/08/01(水)   CATEGORY: 自由詩
月に誓う
月がこんなにも綺麗だから
犬のように吠えた詩人もいるし

満月近く 何の変哲もない 街の道で
拾いものをした気分

塵が吹き飛んで
銀盤の月に出会えるなんて

恋人どうしは甘い会話を交わし
若者は理想に燃えて語る

こんな月の夜は
少しセンチメンタルなCDを再生して

歩いてきた道を振り返る
齢50を越えて
見晴らす山々

残された「時」

無駄のないように
有意義に

人生を戦い取る
果実をもぎ取る

この残された命は
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