太陽讃歌
午後の祝祭
我の業(わざ)
包み込む自然無ければ我らが包み込め自然
宗教の実証には過ぎず まず妙法唱えてみよ
現状を是と非で判断すべき客観の危うさに
御霊 合理的 哲学的に開放するのは我の業
宗教の実証には過ぎず まず妙法唱えてみよ
現状を是と非で判断すべき客観の危うさに
御霊 合理的 哲学的に開放するのは我の業
朝のスケッチ
フロンティア
脳髄の興奮ほどほどに春入ル
地上のフロンティアは心の中
ミゾオチに小屋建て薪割り豆料理
猛禽の眼で活字追う春のベンチ
華やいだ祝祭の宵 花は桜
四季の巡りこそ神聖劇 春始メ
地上のフロンティアは心の中
ミゾオチに小屋建て薪割り豆料理
猛禽の眼で活字追う春のベンチ
華やいだ祝祭の宵 花は桜
四季の巡りこそ神聖劇 春始メ
音楽
鼻腔
脳髄ヒタヒタ
桜咲くころ
春四首
春の嵐にヘヴィイメタルなど聞きながら体軽くて文芸しましょ
風雪に耐えて我在り松古木 童衆に分ける木霊の威光
小休止机上に投げ出すペンの武器どこまでいけるか試そう同志
重ね着の大気の重さ肩に乗せ春が来たよと部屋で呟く
風雪に耐えて我在り松古木 童衆に分ける木霊の威光
小休止机上に投げ出すペンの武器どこまでいけるか試そう同志
重ね着の大気の重さ肩に乗せ春が来たよと部屋で呟く
川柳「春の春」とも
春の春
夏至の夜明け春に想って寝返りの己の寝息聞いてまどろむ
春に雨 桜色した仏の座 開く開く世は寂光土なれ
春荒れてそれでも桜は咲くものだ四季は巡って春の春過ぎ
春に雨 桜色した仏の座 開く開く世は寂光土なれ
春荒れてそれでも桜は咲くものだ四季は巡って春の春過ぎ
書籍・宴・春
ウォーホール
遠くまで歩いてゆきたい霞む春 桜の樹下で誓いが果たされる
地の底へ階段降りて酒場なるカーテンの裏に礼拝堂
板の間の絨毯に横たわり呪文のごとく囁く南無妙法蓮華経
野犬の肋骨 今 土方巽の昇天
隠蔽された構造が透けて見える午後
宗教界のウォーホールだって言ったろ
地の底へ階段降りて酒場なるカーテンの裏に礼拝堂
板の間の絨毯に横たわり呪文のごとく囁く南無妙法蓮華経
野犬の肋骨 今 土方巽の昇天
隠蔽された構造が透けて見える午後
宗教界のウォーホールだって言ったろ
2010年の感慨
昇龍や中国の尻尾に掴る
サングラスの大鴉チャイニーズスマイルの世紀
縦書きや歴史の呪力と横リベラル
男のケンカ腰と女性性の豊饒は
この人生余りの時の創意工夫
サングラスの大鴉チャイニーズスマイルの世紀
縦書きや歴史の呪力と横リベラル
男のケンカ腰と女性性の豊饒は
この人生余りの時の創意工夫
幾らかの歌集読んで
コーヒーにミルクたらして渦巻の混沌と歌らせんに昇る
沸騰しているフラスコから溢れ出る人類分子に芸術の華咲く
現存在に耐えられず煙幕張って誤魔化す奴もいる
最後の一手で誤魔化された気のする歌人などいて
沸騰しているフラスコから溢れ出る人類分子に芸術の華咲く
現存在に耐えられず煙幕張って誤魔化す奴もいる
最後の一手で誤魔化された気のする歌人などいて
春眠
春濁
店先にペガサスが翼休めて
大気ゆらゆらと動き春降りて来る
太陽が金で春風の白金 輝く時
電線唸る風の街に唯一人
白っぽい空に春の呪文かけ
便所虫の生存欲求と大龍
海峡を挟んで韓の仏像ポと灯る
黄砂飛ぶ日の日中韓の一体
日本 海隔て島であることは可能性
アート行ズル各々の道の険しさ
教線拡大 創価の今を歴史家は平成の宗教改革と呼ぶだろう
大気ゆらゆらと動き春降りて来る
太陽が金で春風の白金 輝く時
電線唸る風の街に唯一人
白っぽい空に春の呪文かけ
便所虫の生存欲求と大龍
海峡を挟んで韓の仏像ポと灯る
黄砂飛ぶ日の日中韓の一体
日本 海隔て島であることは可能性
アート行ズル各々の道の険しさ
教線拡大 創価の今を歴史家は平成の宗教改革と呼ぶだろう
夜の不可侵
妙法の生老病死を飾りとし
沈みこもうとする夜の自我は部屋の暗がりで喘ぐ鳥
夜明けるまでルーリードかけ続ける漆黒の詩人の魂にさわる
コーヒー呷りながら読書に突っ込む時間の不可侵
沈みこもうとする夜の自我は部屋の暗がりで喘ぐ鳥
夜明けるまでルーリードかけ続ける漆黒の詩人の魂にさわる
コーヒー呷りながら読書に突っ込む時間の不可侵
朝に捧ぐ
春霞
春の風
江戸の春
喪失の春
菜の花が心の穴を埋め尽くす
白木蓮 薫が灯る春の日に
梅の香が震えているよこの日射し
ひたと光止まり影涼しい
初夏を空想している光量の多さだ
その路地を折れると蓮池幻想の深沼
緑の広野に出て失われた棒を捜す
華やいだ春はいつも足りない血の手紙
白木蓮 薫が灯る春の日に
梅の香が震えているよこの日射し
ひたと光止まり影涼しい
初夏を空想している光量の多さだ
その路地を折れると蓮池幻想の深沼
緑の広野に出て失われた棒を捜す
華やいだ春はいつも足りない血の手紙
空の見方
ユング派
ユング派心理士は夢の中で僧衣をまとっている
世界が騒がしい沸騰している喜びだ
今を生き切って未来へ繋げる
武士道やきりっと締まる赤ふんどし
サムライは国際語なり日本人
曇天の光の強度の心地よさ
パン生地のように魂を練っている
神の手与える箱庭療法
世界が騒がしい沸騰している喜びだ
今を生き切って未来へ繋げる
武士道やきりっと締まる赤ふんどし
サムライは国際語なり日本人
曇天の光の強度の心地よさ
パン生地のように魂を練っている
神の手与える箱庭療法
霞 喰う
純粋文芸
読んでくれた人への責任 春行く
善の連帯を求めてイル池田思想
萌える緑に口づけす
慎みの心に新たな地平
力尽くして喜びに酔う春は宵
挑戦を続けた砂浜に足跡
悪が恐れる創価無血革命
やっかむ けたたましいサイレンに生欠伸
純粋文芸の加速度と自由落下
ノイズ多いのは末法の証拠だ
黙々と喰い燦々と書く
文字喰うほどの読書
雄弁な単純さサンバが風に乗る
だらりだらりと散文書きののたりくらり
俺たちには夢がある春よ来い
善の連帯を求めてイル池田思想
萌える緑に口づけす
慎みの心に新たな地平
力尽くして喜びに酔う春は宵
挑戦を続けた砂浜に足跡
悪が恐れる創価無血革命
やっかむ けたたましいサイレンに生欠伸
純粋文芸の加速度と自由落下
ノイズ多いのは末法の証拠だ
黙々と喰い燦々と書く
文字喰うほどの読書
雄弁な単純さサンバが風に乗る
だらりだらりと散文書きののたりくらり
俺たちには夢がある春よ来い
暖かな夢
思索の庭
3割の魔力 天界に漆黒の伽藍
土方巽の肉片 吊り下げて踏む舞台
死者らが明日の夢をくれる
死者らが春の陽に舞っている
高層ビルの谷間に金色の仏ら大写し
自己検閲システム稼働してなお自由に
パレードというパレードで平和が謳歌される
魔術程々で文芸を開花さす
輪廻転生の話 京都でしようか
武道の魂宿して宙に浮く
いつも吹雪いているのは軍港
狐 蛇 狗神らを妙法の下に置く
土方巽の肉片 吊り下げて踏む舞台
死者らが明日の夢をくれる
死者らが春の陽に舞っている
高層ビルの谷間に金色の仏ら大写し
自己検閲システム稼働してなお自由に
パレードというパレードで平和が謳歌される
魔術程々で文芸を開花さす
輪廻転生の話 京都でしようか
武道の魂宿して宙に浮く
いつも吹雪いているのは軍港
狐 蛇 狗神らを妙法の下に置く