FC2ブログ
詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2010/01/31(日)   CATEGORY: 自由詩
千年王国
浮かび上がる感情の波を聞いていたい


パノラマ展開する感情の塊に色がある


入り江のさざ波が聞こえて世界が通じる


千年王国建設 最初の十年が過ぎた
スポンサーサイト



DATE: 2010/01/31(日)   CATEGORY: 自由詩
メスの匂い嗅ぐ獣なり我


頭蓋 上方斜め45度より夢の照射


海岸の漂流物の風に舞い


洞窟で焚き火して人骨を捜す
DATE: 2010/01/28(木)   CATEGORY: 自由詩
体液の季節
精水の白きクレパス空に塗る


経血と精水の粘度の温かさ


体液が穴という穴から出てゆく快感


新たなる権威をになう宗教は


フロックコートから出る手の甲が悲しい


レッドスター 共産中国 龍は道
DATE: 2010/01/28(木)   CATEGORY: 自由詩
手当
火傷の腕のささやきが聞こえる夜


白熱灯 擦過の足にガーゼ当て


洞窟で損した肉が盛り上る
DATE: 2010/01/27(水)   CATEGORY: 自由詩
意識の流れ
水を注いだグラスの光る午前


鉄屋の作業着着て計算尺で眼を突く


たたら溶解の火玉で眼を潰す


白濁した眼球とたたら師 歩む道


X軸Y軸Z軸0点に 炎 撃て!


マグネシウムリボン 光の始めた浄化


部屋に一点のシミ塩素漂白の懐かしさ


暗黒舞踏に言霊のぬの着せて


肉弾のフットボールは衝突音


隠者となりてエンターテイメントに寄与する


南無阿弥陀仏唱えると無間地獄出現さす


南無阿弥陀仏 逆マントラ 堕ちる堕ちる


ポストモダン新たな宗教生活 始まる


テッサリアの鉄器恐れている


無間地獄呼び出したければ唱えよ 南無阿弥陀仏


浄土には生まれ変われぬ南無阿弥陀仏


移動しながら書きためている


時系列とは意識の流れ 今日の晴れ


憧れたり 恐れたり 戦ったり 讃美したり 文芸だ


言葉の力で解放された安心感
DATE: 2010/01/26(火)   CATEGORY: 自由詩
雑詠8句
練香水 汗の乾きの早さかな


大物主神よ 大蛇の匂う冬日は雨


一兵卒たる事の名誉 人間革命す


書物の言葉を嗅いで立っている


接ぎ木するペニスに刺青 切断面


フロッグコートの襟立てると思いだす風景


イエローマジックバスに七輪で焼く松茸


皇軍(みいくさ)に流血の祝祭無く白湯すすり
DATE: 2010/01/26(火)   CATEGORY: 自由詩
ルーリード
蛇 己の尾噛み 太陽となる


ルーリードに向けてしまう悪意 一日ニヒル


精液の移り香なまめく句帳なり


真白き精水 手で受く虚き青空


月のもの匂う女の手を握る


白いスカートに咲く下り物 華


全身 筋肉が鞭 枝 渡る群蛇


金色の仏像 拡声器持ち アジテーション
DATE: 2010/01/24(日)   CATEGORY: 自由詩
太古の蛇信仰
鼻先に精子臭う宵闇に蛇酒


神輿に群れる精子らのふんどし白し


昇龍の大陸と銀嶺の富士ともに清し


半島と日本海とを見詰め合う二人


エーテル日本海抜50m瀑布落ち


亜寒帯の山々を一瞥して海嶺を泳ぎ切る


太古の蛇信仰の名残りジグラットの影濃く


列島にゲートがあって浸透圧


神々と同じく太陽は手で触れられる
DATE: 2010/01/23(土)   CATEGORY: 自由詩
ジュディーのジャングル
バスタブに白雪の肉 桃色のゴム


ジュディーのジャングルに撃つ白亜の精気


透ける白肌に黒黒と陰毛
DATE: 2010/01/23(土)   CATEGORY: 自由詩
水蜜桃
彼は精神統一の悦びを味わっている


艱難をパン生地のごとく捏ねて


ミゾオチに水蜜桃の実る人
DATE: 2010/01/22(金)   CATEGORY: 自由詩
堕落と霊化
レモンかじって走りながら考えてみる


さあ点火しよう心にこの都市に


道が真っ直ぐにされて創価の行進


堕落の原因は主に物質にあるのだが


言葉で物質を原子構成から洗い出す


物質が振動していて名付けられるのを待っている
DATE: 2010/01/22(金)   CATEGORY: 自由詩
祭り
愛が発煙筒のように発火する昏い朝


ペンが走りエロティシズムがにじむインク


夜に白い雨が降り精子の宴は果てる


エロティク祭にふんどし男の生臭い体臭


コインの裏表エロス・タナトス賭けは続いている
DATE: 2010/01/21(木)   CATEGORY: 自由詩
エロスの行幸
火山にストッキング履いた娘寝ている


過剰な富が夢精となり大地に散る


女医の指 噛みつきたし 今日抜歯
DATE: 2010/01/21(木)   CATEGORY: 自由詩
行為
南無妙法蓮華経 唱え 神ととも


窓開けて読んだ経など数えてみる


髭曼荼羅 墨の輝き 100種に変げ
DATE: 2010/01/20(水)   CATEGORY: 自由詩
朝を巡る
誰かが誰かに恋をしていて地球は回る


彼の人のために足洗う象徴夢


体横たえて窓の外の朝 光の孕み
DATE: 2010/01/19(火)   CATEGORY: 自由詩
太極拳
投げた石 私は留まる風景に


眠りの中で体を通過する狐がいる


静を極め己と世界を聴く


無駄を無くして立つ事一流


重力を相手ではつまらなかろう書を取って


尾の長い鳥が飛び立つ 今
DATE: 2010/01/19(火)   CATEGORY: 自由詩
宇宙小学校校訓
飛ぶ事の出来るヤツは妬みで殺されるよ


強く生きるため そこに知恵が必要だ


兎の耳の不思議が解ればオール5


首狩り族や石斧になって文芸部
DATE: 2010/01/19(火)   CATEGORY: 自由詩
太陽を待ちながら
常緑に静かな太陽 接吻す


太陽を待ちながら想念を点検する


音の無い朝に妙法が染みる
DATE: 2010/01/18(月)   CATEGORY: 自由詩
乞食坊主とキチガイ食堂
石斧でカチ割る頭の一つや二つ


兎の皮剥ぐキチガイ乞食坊主


生焼肉店 店主指潰してミンチ食う
DATE: 2010/01/18(月)   CATEGORY: 自由詩
列島の風景
「この船大和」鳳凰の旗 翻る


列島 弓削り 精神性で行こう


ヒマラヤの上に列島据えて夢を織る


冬の陽 浴びきって猫を狩る
DATE: 2010/01/18(月)   CATEGORY: 自由詩
地蔵
三叉路に地蔵の首の飛ぶ夕陽


雲のしっぽから乳もらう明け方


太陽無くても光る地獄の空に絶命す
DATE: 2010/01/17(日)   CATEGORY: 自由詩
煉獄の夕暮れ
発火した蛇 燃え滓白く皮を脱ぐ


カッと眼が見開く歴史 事の怪


幹の乳が白く蔓と蛇が垂れ下がる


眼球にカミソリが細く息する


冬晴れに昏い街もあるのだな


骨粉 白き体育の都市


三日月が夕空を透明に斬る


明星や現存在も住む街に


壁にもたれて退廃など味わって


淫靡なしっぽを撫でて街の人となる


拳闘やつぶれた眼球に句集など


巨木ながめる快楽の日々 再び
DATE: 2010/01/16(土)   CATEGORY: 自由詩
妙法
妙法の他は太陽の前の塵


法の優劣 日蓮決し 銀河は波


妙法の流れていって銀河と同期


この体銀河に融解して妙法唱える
DATE: 2010/01/15(金)   CATEGORY: 自由詩
君の浜辺
電子の海 泳ぎ切って今 君の浜


電子画面から読み解く君の羽化


紙とインクの存在だろ書物手に取り
DATE: 2010/01/15(金)   CATEGORY: 自由詩
不気味な客
伊勢神宮ギロチン据えて客を待つ


十字切って 日本列島 宮清め


妙法の楽土の目覚め白光の行進

DATE: 2010/01/15(金)   CATEGORY: 自由詩
冬至より遅い朝に
雲湧いて洗った手を拭くところ


朝日に向かって機関車のように息吐く


朝露の降りて昨夜の宴の怪


地軸ずれて目覚めの後に朝焼け
DATE: 2010/01/13(水)   CATEGORY: 自由詩
蛍光下の家
藁縄を熾火にくべて燻る家


夜のミシンが浮いた天地を貫く


名前の付かない小説を書いている


居住まいを正して天変地異を回避する
DATE: 2010/01/10(日)   CATEGORY: 自由詩
草薙の剣
エクスカリバーと草薙の剣を交換する


本陣をお据えいただく葦払う


北の海密かに焼香雪つぶて


念珠数えつつ礼拝する天地


天地に住まう人煮焚きをして
DATE: 2010/01/09(土)   CATEGORY: 自由詩
関東の冬
ビルに照る太陽の キンラ キンラ


乾燥のグラスの水が保つもの


青空と一杯の水分かち合う
DATE: 2010/01/08(金)   CATEGORY: 自由詩
冬日にて
雪に閉ざされ書きつのる君のペン


冬の日溜まりの平和は行進する


冬晴れて鼻の奥底カラカラ鳴る
Copyright © 詩人の血. all rights reserved.