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詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2009/09/30(水)   CATEGORY: 自由詩
盗まれた月
新月に偵察機に乗る


北の軍隊 広場で一糸乱れぬ行進


月 作戦に呑み込まれても 我に希望
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DATE: 2009/09/29(火)   CATEGORY: 自由詩
三日月
曇天に各自の太陽 腹の中


新兵は三日月に鍛えられる


彼は愛だろう  この昼この夜に
DATE: 2009/09/28(月)   CATEGORY: 自由詩
文学ゲリラ
脊髄  弾倉に充填の意味


念のため 意味を武装する


情報 ゲリラ戦 読書勝負
DATE: 2009/09/27(日)   CATEGORY: 自由詩
雑詠
雷鳴が声うしなうほど合一し


翼なんぞ削ぎ落とし作業する


銀河のカケラを食べてみる
DATE: 2009/09/26(土)   CATEGORY: 自由詩
夜長
今の今まで詩の神がいたのに


夜長に蛍光灯が書を照らす


夜景が女の人の洗い髪のようだ
DATE: 2009/09/25(金)   CATEGORY: 自由詩
晴天に恵まれて
晴天に支えられた計画がある


秋の涼しさを楽しめた自分


常緑樹  枯野はテカテカ燃えている
DATE: 2009/09/24(木)   CATEGORY: 自由詩
雑詠
昨日の続きを話したそうな風だ


グラスの冷水  飲むエロティシズム


コスモスの蝶々追って来る日射し
DATE: 2009/09/21(月)   CATEGORY: 自由詩
雄鶏博士
魔や天の血統濃くなるこの夕べ


良書悪書あってそれでも地球は回っている


意味の子を産む子宮脳髄の良好


パソコンの扉・家の扉には鍵かける


意味の扉の前に立つ私兵


良くさえずる小鳥になりたい


スフィンクスの眼が充血している


雄鶏博士の夢は核廃絶
DATE: 2009/09/18(金)   CATEGORY: 自由詩
銀河5句
その路地ふと折れると銀河


上向いて銀河の下で眠る


銀河三丁目十一の四 我が家あり


目瞑れば銀河の中で暮らしていて


銀河の土地を踏みしめている


レモン絞って立っている
DATE: 2009/09/17(木)   CATEGORY: 自由詩
雑詠8句
広葉樹に秋陽 輝き濡れている


世 離れて 遠くから持って帰る


空想に空想 重ねる秋日和


富士山の裾 色めき撫で肩だ


富士おんな山なれば火口に欲情す


己の運命 切り開く さだめ


日々 死にゆく準備している読書す


海牛は全身 絞り出し息してる
DATE: 2009/09/16(水)   CATEGORY: 自由詩
松の幹
眼球 取り出して陽に当てたし


日暮れてブルース流れている 部屋


松の幹 たなびく白い布の主張
DATE: 2009/09/15(火)   CATEGORY: 自由詩
内向の果て
目を瞑れば世界  あれが地球


心像を凝視して 風景が見える


内向するベクトルが外界を貫く
DATE: 2009/09/14(月)   CATEGORY: 自由詩
仏霊
小鳥たち華やぐ喫茶 食器わらう


万事整えながら仏霊降り来るをじっと待つ


魂は餓えて水物ばかり欲しがる我
DATE: 2009/09/13(日)   CATEGORY: 自由詩
悪魔天使
書物に手を伸ばす 善行


坐したままのAV行為が業となり


昏い体に妙法は良薬


悪魔・天使 流動して 築く
DATE: 2009/09/13(日)   CATEGORY: 自由詩
青い焦燥
ランボー読めば青い焦燥


空気との接触 半裸の肌


風のない日向にブンブン現れ
DATE: 2009/09/11(金)   CATEGORY: 自由詩
101条の光
溶接の火花とぶほど推敲す


また一つ霧中に荼毘 灯りゆく


雲割れて百条の光 降り降る
DATE: 2009/09/10(木)   CATEGORY: 自由詩
そして秋
透明なので正座して視る 秋陽


銀河の尾が見えるような青空だ


常緑の緑を眼が食べている
DATE: 2009/09/08(火)   CATEGORY: 自由詩
雑詠6句
納豆御飯食べ MTV英語歌


細る月 照らし出された虫の息


リビドーの濁水に咲かす大輪の明度


衝撃の壁あるごとく気温上昇


桜の古木 匂い立つ秋日


樹木にそっと寄り添う 触れてみる
DATE: 2009/09/08(火)   CATEGORY: 自由詩
エロチック!
止まっている扇風機が一人でいる


風が誘って 空は胸 はだけて


常緑の葉を噛んで 木の指  愛撫
DATE: 2009/09/07(月)   CATEGORY: 自由詩
雑詠10句
各々が異界へと行く書を携えて


書を取ると旅始まるだろう 今 ここで


長い夢の中で 秋分を迎える


シルクのパジャマ着て 木星周回軌道へ


重力を打ち消すような秋の陽だ


店の奥 採光された秋日を見る


この世で体ある事は耐える事


霊の状態に憧れても 憧れは憧れ


大地に根を張る 勤行しつつ


これっきり 毎日毎日 辞世の句
DATE: 2009/09/07(月)   CATEGORY: 自由詩
秋のために
秋のある場所に走っていって


風は勇気のありかを知っている


冷めはじめた空気を味見する
DATE: 2009/09/06(日)   CATEGORY: 自由詩
常に蝶が舞う
虫の声が秋の夜を偲び


街に溢れた陽光と抱擁を交わす


陽を受け入れて秋の体を透明にす


ビルとビルの間にコスモスなど咲かす


夜が長く影引いてあなたとの時


南の島で蝶は飛び続けて


常に蝶舞うそんなお話
DATE: 2009/09/04(金)   CATEGORY: 自由詩
流浪
通行人流れて そっと見詰める瞳


街の角角に立って祝福している


各都市が目覚めの声を挙げていて
DATE: 2009/09/03(木)   CATEGORY: 自由詩
水晶を垂らすと地球が凹む


地面に円書いてテレポートする


石蹴って石に聞く 帰り道
DATE: 2009/09/02(水)   CATEGORY: 自由詩
街を聴く
夏 愛着のタオルのように使い込まれたよ


夏をカバンに入れて持ち去る


曇天に街が映り込む電飾 キラリ


都市が閃いて詩文が海溝に積もる


アスファルト・鉄筋・車軸 振動の歌


高架下で巣を架ける 黄金のクモ


街路樹のもとに蝉落ちて夏終わる


旗と街路樹ゆれている風の街


虹の消える先の都市
DATE: 2009/09/01(火)   CATEGORY: 自由詩
夏の微熱
華やぐリビドーで四季が巡る


さざ波が陸と戯れ転がっていて


蝉時雨れ細りつつ出来事が遠のく


息ついて眺めると回転機械ばかり


あの日の昼どき過ぎに虹想い


夏がそっと舞台から去ろうとしている
DATE: 2009/09/01(火)   CATEGORY: 自由詩
ほのぼのと秋
雲なんか空に置いてみる


ひいらぎ束ね振って祓う


木と私の間に確かに秋がある
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