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詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2009/01/26(月)   CATEGORY: 自由詩
オーロラ
オーロラの光の風の輝きの


極寒にオーロラ見るは神々し


極の冠ガイアは王位継承し


オーロラの光のカーテン地吹雪に揺れ
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DATE: 2009/01/26(月)   CATEGORY: 自由詩
北の平原
雪深き 街
吹雪に眠る頃
天狼らの瞳
爛々と輝きだす


雪原を隔て
昏い森の始まるあたり
一人立つ 我に
天狼らその姿 現わし


天狼ら開かれた野生で我が足跡を追え
吹雪 吹き抜ける 昏き森消えても
意味・象徴の凍てつく北の平原を
我が心にありありと出現させるから





*いつもご訪問有難うございます。
 事情により2月上旬まで投稿休みます。
 皆様のご健筆を祈りつつ。



DATE: 2009/01/24(土)   CATEGORY: 自由詩
四行詩  天狼
烈風 荒ぶ海岸線
低い雲に地吹雪が狂乱舞し
天狼は灰色の影を一つ見せた
艶めかしい獣毛に雪積もり


白銀の原野を隔てて
昏き森の続く 凪の時
天狼の一群 遠吠えの聖歌と紛う
森閑の時空が飛び散る


雪の降るも 小休止
黒雲 割れてゆき
輝く雪原に日差し射し
孤高の天狼の足跡つづく
DATE: 2009/01/23(金)   CATEGORY: 自由詩
あらゆる食物連鎖は美しい
あらゆる食物連鎖は美しい
風 吹く遠視のサバンナで
息 潜め獲物を狙う
豹の爪は忍

一瞬 筋肉の爆発だ
ガゼルの柔らかな肌に
鋭利な刃物は 
爪が食い込み
喉笛は鋭い牙で刺し込まれる

窒息のエクスタシーと
躍動の筋 と 筋
張り裂ける心臓と心臓の激突

死の儀式に瀕死のガゼルの喘ぐ息と潤んだ眼は美しい

後は流された神聖な血と砂塵 
勇猛な生と生らは風が吹き消す


水鏡面を境に
南海の水中に
珊瑚の触手は開き切り
水流に揺れ たゆたう

銀色に光る魚影の群れ
個体と個体の絶妙なテレパスで
群型がまるで一つの生き物の様だ
変幻自在に群れ 形を変えた魚らの

触手も口をあけた魚群も
プランクトンを得るための文法の美だ

この風吹く大地で
潮 流れる水中で

およそ生物ら その美しい限界で
弱肉強食  食物連鎖
美しい色彩と形態で


ねえ 人間だけだよ 遊ぶのは・・・
DATE: 2009/01/23(金)   CATEGORY: 自由詩
四行詩  黎明
黎明 明ける前は
そぼ降る冷たい雨
君 眠る寝間に
楽土の夢 送る


輝く海
風に思い溢れ
見晴らす海岸線
遠く開くだろう海路


忘れられた海辺に
浜昼顔の群生して
海風に可憐に揺れて
明け方の夢 おぼろ
DATE: 2009/01/22(木)   CATEGORY: 自由詩
四行詩  暖かさが響く
部屋 暖めて
結露に滲む ガラス窓
凍えた草木に
春の挨拶送る


昏さの深い 曇天
時を静かに積もらせた寒気に
白く発光して
雲海の上の太陽を見に


静かな部屋に包まれて
呼吸で満たして
ページめくる音のみ
暖かく響く
DATE: 2009/01/21(水)   CATEGORY: 自由詩
四行詩  春 待つ
春 近く
今 輝く大海の一滴で
水晶を濡らし
世界の浄化を試みて


春を待つ
植物らの冬ごもり
陽光の射角
昇り 高まる


温帯 東京は
冬の日光浴こそ
快適な遊び
温暖化の結論
DATE: 2009/01/21(水)   CATEGORY: 自由詩
四行詩 広野
静かな広野
空は雲を
たたえ
時は永遠


生づいている
記憶が呼ぶ
風の中
思いが駆ける


小さな 純白の花
陽光に 輝き
風らの遊戯に
その身 揺らす

DATE: 2009/01/20(火)   CATEGORY: 自由詩
四行詩 しじま
またたきの
静けさの中
そびえ立つ木々に
降りる力


ふりそそぐ
星の光 闇
山々の稜線の
神秘的なリズム


しじまは星
遠くの記憶
しじま
遠のく
DATE: 2009/01/19(月)   CATEGORY: 自由詩
電子の海
私は何ゆえ呼吸しているのかと
問おうか

五臓六腑が絶妙な血のめぐりで
働いていると見たなら

この魂は聖なる肉体に運ばれながら
喜怒哀楽を繰り返しつつも
まなざしを対象へ向けている

昨夜のシュールな夢は何のために見たんだい

午後に
残夢の響きが消えない
やがて この青空に掻き消されるだろう
体に引っかけた薔薇の棘は夢

何のために この肺腑は
巨大な大気に切り込みを試みる?
キーボードを操る手が止まり
部屋の寒さが身に感じられた時に


私は聖別された
数多くのハンドルネームに気息や体温を感じる

街路を散策する
たおやかな足音が聞こえる
仮想の街街で出会う
電子の衣を纏った人たち

この電子の海で拾われた貝殻

戯れつづける

私は息を詰め
  潜り込む
DATE: 2009/01/19(月)   CATEGORY: 自由詩
夜の雨
夜半過ぎに雨は降った
大地は黒く浸透されて しっとりと
朝の目覚めに清涼な大気があり
吸う息 吐く息は冷たい湿潤を
血の通う暖かな肺腑と交換する

私の知らない夜
夢の潮に委ねた聖なる夜に
いつの間にか冬の雨降る

静かな寝息が部屋を満たし
人型の霊体ただよい
発光の夢 
紡がれた無意識の古層
化石の発掘の人は

夜の雨降る 夜に雨降る

私の知らない天と地に約束は秘かに交わされ
冬の大地は湿潤に満ちて
大きく息をする
寝息と交差した雨音に

窓のない寝間に
静かな灯り
明け方のまどろみに
雨は幻想され
夜は過ぎた

夢の地平から
意識の黎明が訪れて
想念の小鳥が飛び始めて

朝はまた訪れる
昨日と違うこと無く
DATE: 2009/01/17(土)   CATEGORY: 自由詩
太陽を食べる
朝日が空を占有し始めて来光は天空を支配する
この太陽を絶叫とともに臓腑に納めて
細胞という細胞にこびり付いた
精神の垢を蒸発させる
風呂に入るように

肉体を心がけて浄化する
部屋の掃除をするように
肉体と精神に手を入れる
庭木に剪定を賦すごとく

天道の歩み
名も知らぬ花が咲いている
太陽は味方
一人一人に光球は分霊され
都市の雑踏は灰に輝く街
ジャケットの内側
コートの裾から
臓腑の太陽の光が漏れている
ティンカーベルの光の粉の様
やがて歩道を埋め尽くし
大地に浸みる

今日も太陽は昇る
太陽を臓腑に納めて
DATE: 2009/01/16(金)   CATEGORY: 自由詩
僕は幻想を見る
部屋に差し込む陽光とともに
幻想の暗闇の中
僕はゾロアスターが輝く白衣を纏い
祈りを捧げている映像を見る

キリストも同じ様だ
子供たちに囲まれて歩む

輝くブッタは炬燵の上に置物よう
僕は幻想をみる

過ぎ去った過去は変えようもない
光が闇に浸透すると信じて いた
地獄の幻想を光が駆逐すると信じて いたい
DATE: 2009/01/16(金)   CATEGORY: 自由詩
黄金のようだ
黄金のようだ
輝く空が

太陽は熔けた白金
月は静かな銀
星星の黄金

天空は黄金の光
都市で乱反射する
ビルディングが輝き
メタリックな車は1トンで疾走しながら
光を振り撒く

黄金のようだ
黄金のようだ
人間は

着飾れ もっと輝くように
武装しろ 時速60キロで街を駆けろ

それも これも 君のため

輝きは輝きで返せ
DATE: 2009/01/15(木)   CATEGORY: 自由詩
夜 8:00時と10:00時の暗さについて
そして漆黒が
空に満ち始めると
遠く街が瞬きだす

まるで天空が降りて来たように

8:00時の夜は
昼の活動のざわめきが覚めやらぬ
フラスコで取ると浮遊物で濁った液体
蛍光灯の下で影のできる
闇の分離できていない
騒ぎ立つ液体

簡単な夕餉を終えた後
一杯のコーヒーを楽しむ頃
8:00時の夜は始まっている
冬晴れの下の沸騰するような諸活動
魂のフラスコの液体はガスバーナーの
煮沸から外されたばかり
昼間の印象が心に余韻として揺れ残っている

ふぅーと溜息をつくと
無意識に本に手が伸び
活字に目を落とす
濁りの夜に白い羽根持つ魂が飛び出す

書物よ 活字よ 語れ
今日は……

聞いている 書物を

ふと目を上げて
ガラス窓から外を見ると
木枯らしに木々は揺れている
音とて 無く

読書の持続時間の中で
魂の私は
純粋に驚愕し 喜び 悲しみ 笑う
書物に世界に浸りきる 悦楽に酔う
肉体は暖かな部屋にいて炬燵に入り
ミカンを二つばかり食べた

夜が深まる

10:00時の夜は
夜の始まりの夜
聖なる夜
鎮められた暗闇に
家具らが静かに語りだす
物質という物質の秘かな営みが浮き上がってくる
夜の秘密の扉が開き始める
血清と血沈の聖なる分離
蛍光灯下に昼間の熱き血潮は
沈められ静かに聖なる夜を分離する

8:00時から10:00時までの
清められた夜を獲得するまでの儀式めいた2:00時間で
「魂の自由」を確実にする読書に捧げた
黄金の時
刻々 深まってゆく闇に
金色に輝くブッタの像が出現している

蛍光灯の明かりが
深まる夜を照射して

窓から冬の空間に漏れてゆく
DATE: 2009/01/15(木)   CATEGORY: 自由詩
うたた寝
木枯らし騒ぐ 窓
カーテンに木々の影 映りざわめく

暖かな部屋 
電気ストーブが赤い 
鎮まる物らに囲まれて 
空気が眠る
旭日射す

「山遠く銀嶺の風吹く街に」

立山連峰を見晴らす街
青く遠のく山体 眠り
無言の銀嶺 紫に輝き
圧倒的な存在を知らしめる 連山
静かに山麓の都市を包み込む

アーケードの下に商店が並び
電飾に飾られ雑踏が絶えず流ている
車道から曇天の空見上げれば雪の降る

そこに乞食のような格好をして
長い杖を持ち
歩む


憧がるる霊 漂泊の魂
まるで仙道の導師のように飛んでゆく

暖かな炬燵でうたた寝の瞬時
DATE: 2009/01/13(火)   CATEGORY: 自由詩
裸体のLUNA
午後も行き過ぎて
3:00時を回る

街 街は歩かれるべきもの
二足歩行は地を這う者らの
究極の進化

重力を無視できる
二本の腕を十本の指を自由を得た 勝利

我ら工作人 羽根さえ落とした
我ら遊ぶ人 延々と続くおしゃべりに


太陽が眩しくて止まらない
この冬に 南中過ぎにサングラス!
青空は表情を変え続けている

雲  雲だ 瞬時も留まらない

いっそコートの胸をはだけて
この空と融合してしまおうか
憧れる魂を鳥のように飛翔させて
都市や広野や海の一部になってしまおうか

融合と離散を繰り返す
魂の原郷へ太陽を通過して行こう 




光の渦

ここは銀河中心 
3キロパーセクアーム内

魂が真白く輝く銀河の球体に

憧れて 融合し
意志して離散している

彼岸・此岸 ON・OFF 1・0

ここはこの銀河の生きとし生けるものの
原郷
白光の世界

天国という
浄土という
魂の原郷

羽根より軽い魂の住みか いる場所


街 街は歩まれてゆく人人に
賑やかな商店街に品物が語るように並べられて

新鮮な野菜


美味しい飲み物
ケーキ

人目を引いて

皆 思い思いに店先で立ち止まり
ショッピングを楽しんで
通り過ぎてゆく
人 人の群れ


ビルに仕切られた
空には太陽 雲
ふと東の方向に目を向けると
上弦のLUNA

蒼白の衛星LUNA
太陽との角度は120°
調和の座相で浮かぶ
今日の天空

青い空に浮揚しているLUNAに
クレーターのあばたが
薄く黒く影を刻む

LUNAは即物的だ
太陽光の下で見る
青空と昼間の輝きで
夜の月の神秘のベールを纏っていない

唯一 日中に見える天体
青空に晒されたLUNAは
太陽系第三惑星の衛星と定義するのが似合っている

LUNA LUNA
太陽に前に裸のLUNA
日没が音も無くやって来て

金星が輝きだす頃
空が漆黒に包まれだして
人人が労働から解放され
重荷を下ろす頃に

君は月光
神秘のベール纏い

夜 清らかな 夜に
君は古代の王女になる


LUNA と 月
DATE: 2009/01/12(月)   CATEGORY: 自由詩
月の音
月の出が遅くなって

月光が細く熟れはじめると
満月の熱狂が恋しく思われる

冷たい光に微熱して 謳った
銀光は金属の肌ざわりで 熔けた
この魂のざわめきが

満月の色彩は朧なグラデーションに消えて
宴の残音は痩せ始めた この光に寂しく反響する

ゆっくり ゆっくり 衰退してゆく 夜の光

都市の夜景は
相変わらず奇麗で
地上に星星が降りて来たようだ

そんな東南方向に広がる夜景と月

遅い月の出は収穫の時
DATE: 2009/01/11(日)   CATEGORY: 自由詩
この太陽 この青空
全天の半分が
この太陽の光で圧倒されて
青空の透明感が増す
枯れ枝に太陽光は懸かり
直視できぬ もどかしさ

潮のごとく逆巻く直射光
日差しは小さな部屋を満たし始めて

また静かな一日を始めよう

昭和初期のモダニズム詩人が気になっている
吉田一穂 安西冬衛 竹中郁
それから「四季」「コギト」の連中
立原道造 三好達治 伊藤静雄
下って 野村四郎
ノーベル賞もらい損ねた西脇順三郎

この愛すべき詩人群
感覚が健全で感性がしなやか 陰りがない

彼らの描写は都市も田園も海も輝いている
活字に光が閉じ込められていて はち切れそう
まるで個性の花咲く広野に招待されたよう

「緑の草原の風」「鋼鉄とガラスの構成物」「野薔薇の囁き」

乱れた感覚を蘇生させるために利用する

心を整えよう

彼らの言葉で

そして謳おう

この太陽  この青空
DATE: 2009/01/10(土)   CATEGORY: 自由詩
月光浴
夜が深くなって
午後の10:00時

飲みかけの紅茶とチョコレート

ボッサノバは昼と夜を歌うから
一日の終わりに不思議な和音を聞かせてくれ

心地よい緊張の昼から
眠りの前の弛緩へ
一日が終わる
午後の10:00時

ベランダに射す明かりに誘われて
冷え切った空を見上げれば

高速で回転する銀盤 月が
恒星天への入口が静かに開く 満月

天空に浮く月
静かに見詰めて
網膜に光を受け入れ
呼吸を深くしていけば

憧れる魂が月光に溶けて
空を飛びまわるよ
凍った光が憧憬に火を点ける
心の純粋さが光と同期して
魂が羽を持ち恒星天へ参入できる

弛緩した午後の10:00時に

    銀河を見る

DATE: 2009/01/09(金)   CATEGORY: 自由詩
みぞれ 降る日
押しつける曇天
霙降る こんな日は
まるで蔓植物が這うように
マンションの北側に土間ができる

吹きさらしで
冷気が通る抜け
霙が庭に薄く積もり始めている

こんな日はマンションが増築され
藁ぶきのせり出した小屋に栗毛の馬!

飼い葉を与えると
その優しい瞳で私を見詰めてくれる
飼い葉で体を撫でてやると
気持ち良さそうに軽くいななく

厳寒の一日は
幻と過ごす

部屋は暖かく
思いのまま買い求めた書物の山
手を伸ばせば各々の著者の息づかい伝わる

小さな灯火が点されて
おもむろに魂を照らしだして

静かな時
幸福の読書に浸る
一つ二つと深い諦念の呼吸をして
窓ガラスを見上げれば
結露で滲む曇天の空

馬がいななく
本をそっと置く
DATE: 2009/01/08(木)   CATEGORY: 自由詩
音楽漂う彼岸
その路地を折れると
潮騒のざわめきが聞こえて
いよいよ 近いとわかる

南中を前にした
海は輝いている
青く霞む山々は急に海へ落ちていて
赤い灯台が静かに佇む

寄港する 白い船ら
海の反射光域に入ると黒影と変わり

この潮騒に溶けていった

輝きを増す 海
キラキラと幻惑の音を立てて
たゆたう時を
この岸辺と共有する スリル

彼岸の海辺で
丸く 丸く 海にねられ 
石ら
小石を積み
小さな塔を建ててみる

流砂の時に

風は呼ぶ
波音は帰る
思い出のあの海へ


波打ち際に向かって
砂と小石で
要塞をせり出す
この海での約束
永遠の砂遊び

波は岸を這うように延びてきて
白色の泡の舌が有機生物のように
要塞に襲いかかり
かき消える

皆 歓声をあげて
この破壊の儀式を見守っている
そして 波が引き始めた瞬間から
偉大な建設の始まりだ

砂団子を波打ち際 最前線に作る子
本丸を小石で強固にする子
深く掘りをめぐらす子

歓声が彼岸の岸辺に風とともに舞っている
皆 この波との闘いに一生懸命だ
波は童心を見透かすかのごとく
沖に大きな波を用意している

波との戯れは続く
子らと海の果てない遊戯
日の暮れるまで

私は海へ帰る
私は海へ回帰する
まるで あの魚たちのように

私は佇む
この彼岸の岸辺
DATE: 2009/01/06(火)   CATEGORY: 自由詩
午後のひと時
午後
関東地方は乾いていて
水を多めに摂っている

午後の明るさに 目覚めて
街へと走る
2-3冊の詩集と共に

まるで小鳥の飛翔のように急ぐんだ
こんもりとした森の小枝に

いつもの店 いつもの場所とBGM

楽曲を聴く
活字となった
一冊の詩集はまるで協奏曲
構成の妙を聴く

田村隆一氏の「緑の思想」  冒頭

≪どんな死も中断にすぎない
≪詩は「完成」の放棄だ

銃声を聞く前に
私は一発で射殺されている
狙いすました この壱弾
餓えた金属片が火薬で熱した鉛が体を裂いた 
熱さも冷たさも無い
急所にめり込み
頭蓋が割れ血潮が飛び散る

一瞬のうちに殺害された   白日夢

目覚めればタバコを手に持ったまま
悪夢は開いた詩集の第一声にゲリラのように潜んでいた

はっと 我に帰り
活字へと目を向ける

≪詩は本質的に定型なのだ
≪どんな人生にも頭韻と脚韻がある

一瞬の白日夢
夜の昏 深い 夢

午後2:30の喫茶はそれぞれで
まるで止まり木に小鳥たちが止まりさえずるよう
淡い陰影が複雑にノートに落ちている
グラスが輝いて
タバコは抑え目で
BGMは魂を空中に持ち上げてくれるから

覚醒は長い長い白日夢
夜らの昏 夢と
昼間の明るい 夢と

もしかすると私は今
人差し指を針で刺しても
血が出るほどリアルでも


痛くないかもしれない

DATE: 2009/01/05(月)   CATEGORY: 自由詩
君にあげよう この四季を
飾れ 飾れ
女ならば 花かんざし

飾れよ
男なら 口説きもんく


春がやって来たなら
音も無く春は荘厳されて
小鳥のおしゃべりだけが聞こえて

飾れよ 飾れよ 人よ
太古から営々と続く

その 魂

都市を飾りに闊歩せよ
田園を自転車は行くだろう

魂の季節に
凍てつく事は無い
つららに灯火は映り込み
音楽が聞こえるだろう


君にあげよう この四季を









そして大地は飾られ
折々の季節の頬笑み 喜び

私は 都市 郊外 田園を延々と延びるレール

私は その上を走る電車

ひばり鳴く 時に
DATE: 2009/01/05(月)   CATEGORY: 自由詩
裸の太陽 素足の月
太陽の衣がはだけて
月が白い砂浜を散歩する

太陽の肉体は今が旬 匂う金木犀
月が青白く照らすから 夢が見れる


東の太陽 西の月
輝いている この冬
眩しい 日光
目覚めと眠り

東雲 明るみ
風が起きて
日輪 大きな息をして 昇る
若々しい太陽の光は魂の目覚めを促す

小鳥らのさえずり
改まる一日一日
太陽 今日も復活し

夜らの物語を溶かし去る

花々の色彩
瑞々しく艶やかな成長
太陽光に養われた勢い 伸びる


西の太陽に東の月
日没すると大きな月が昇る 
満月に夢幻の明るみが潮のように押し寄せて

僕の顔は赤く染まり上気する 
魂が踊り出て月を取り巻き

仄かに昏 光を吸いこみ
遠い思い出を追跡する 
遠い海で蟹ら過剰な産卵し
月光に甲羅 照り映えて 
痙攣している この満月に


裸の太陽 素足の月 何時?
我々がその真の姿を感じ取れるのは……
DATE: 2009/01/04(日)   CATEGORY: 自由詩
君へのトレース
ブログと言う限られた情報から、君の足跡を追って…
空想、推理が入り混じり飛び交う。
この詩から願わくば君が、有用なものを掴んでくれることを
願う。


      ≪君へのトレース≫
良く気がつく 優しい子
よくおしゃべりをして家人を喜ばす
天使のような子供
内向的で夢見がち
一人遊びが好きな
利発な子供
一風 変わった所のある子

人生の揺籃期の幸せな風景

さーお立会い
味噌くそ ごった煮 集団 集団

集団教育だぜ!
目クラの先生!
ガラの悪い 不良ども!

君のような品の良くて
変わった子供は
標的・・・・・

地獄のような時間が続くなか

君の光っていた心がポキッと音を立てて折れたんだね

部屋に立てこもり 
その複雑骨折を隠したまま
哲学にのめり込み
言い負かされない自分を必死に作り上げたんだ

そう哲学で武装すれば
まず勝ちは決まってる
そのために死ぬ気で勉強した…

しかしコンプレックスを動機とした知識は
往々にして人を傷つけるぞ!
君の家の家人を見てごらん…
君がゴロツキ不良どもにやられたことを
今度は君が加害者 父は? 母は?・・・

君!哲学の武装を解いて!

君の真の勇気で君に襲ってきた不条理を直視して!
複雑骨折のコンプレクスを心理家に解いてもらえよ…

事故にあっちゃったよ・・・って
過去の事を言える

君を空想して
DATE: 2009/01/02(金)   CATEGORY: 自由詩
雲形の魂
都市の空 鈍く 射光を発し
緩慢な雲 白く カルマ吹く

夜景は開放を予感させて
私は空の人

今 自由の夜
音も無く
魂は暗闇に走り去る
思うさまに飛び散るから

夜の静寂が益々深まり
光が爆発している
魂が破裂する
静かな夜に

憧れた心に
見知らぬ異地を彷徨う
夢幻の昏 線画 透き通る
この眼球とインターフェイスの間

都市に浮かび
照らし出された
住人らのカルマは雲形

夜の都市に浮かぶ鈍い光の 雲

人人らの魂 雲に似ていて
DATE: 2009/01/02(金)   CATEGORY: 自由詩
何のための読書?
僕は今まで安らかに眠った事がない
僕は今までちゃんとした夢なんて 見た事がない
砂漠のような部屋で唯一の砦 書架を見詰めて忘却

活字に乗っ取られた!
長い独房の生活は続くんだ

世界には誰がいるの
直接会話を交わした憎々しい家人

皆が眠る 夜に起きだし
インターフェイスを覗いて

さも意味ありげな
言葉を書き付ける

活字に乗っ取られた!
長い独房の生活は続くんだ

何が何でも僕は被害者
そんな立場が傷を深くする

僕が正しく人は間違ってる
そんな独善が頭を腐らす

僕には安らかな眠りなんて無縁
僕は正しい夢なんて抱いた事がない
針のむしろの様なベットが待っている
忘却の書架が地獄の活字が呼ぶ

この部屋は一体何のために在る…
何のための読書?
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