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詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2008/11/07(金)   CATEGORY: 自由詩
小田原に遊ぶ
この細い坂 左に白秋のみみずくの家の跡
          1国を渡ると真っ直ぐ海へと続く道


古木の松並木 旧東海道の佇まい
        陽だまりに家猫遊び通う人とて無し


お堀端通り張られた水 柔らかく濁り
          城郭の白さが林間にコントラストを添える
DATE: 2008/11/06(木)   CATEGORY: 自由詩
季節のスケッチ
植物感性を養う四季を感じ太陽を浴びきり
           大地からは滋養 すくっと直立 大樹


桜の葉が一風に散り始め
        風に枯れ葉の匂いが運ばれている


初冬の川辺に陽光の果てる方
        輝く水面に鳥影するどく
DATE: 2008/11/05(水)   CATEGORY: 自由詩
短歌論
鬼子のごとき短歌にて 滅! 滅!  滅!
             触るるもの皆 灰塵と化すべし


古書店の店先で打ち上げられた
          漂流物 拾うごときしぐさ       


茂吉の写生短歌の腰の丸み帯び
       我が歌 淫行なす射精語はらむ 


て・に・お・は は活字の鉛に粘着し
        ねばねば癒着 透ける精子の
DATE: 2008/11/04(火)   CATEGORY: 自由詩
ナインインチネイルズ(再再度)
戦争へのエネルギーを音に変容せよ!
          ナインインチは冥府のルチフアー


何ゆえ異性対象の恋歌しか歌わぬ
         思想に恋しその歴史に痺れてるぜニーチェ


この身 震わすほどの殺戮のイメージ解除
         羽根より軽い引き金で頭蓋 吹っ飛ぶ 不条理
DATE: 2008/11/04(火)   CATEGORY: 自由詩
ニーチェ!ニーチェ!
正・反・合! 弁証法エンジンで
       宇宙の果てまで飛ぼう ニーチェ


思想的背徳の悦楽ニーチェ読みて
       ダイモーンに供養する経あげようか?


気息乱してニーチェ耽溺の遊び
        Yogaもどきの呼吸法で娑婆世界に軟着陸
DATE: 2008/11/04(火)   CATEGORY: 自由詩
宮古島ーC
こんぺきにこんぺきを重ねつつ海は
            白日に静かに眠る遠いリーフ


遠洋の海より寄港した貨物船
       無言にて休む紺碧が深い


繁華街 路地折れて海風にひたる
         街街の午睡は鈍く歩み


暮れはじめた南方の街 大落日の
           西陽に初源の故郷思う


微妙なニュアンスを読み取っている
           西日に抱かれた街角に
DATE: 2008/11/03(月)   CATEGORY: 自由詩
宮古島ーB
海に近い街街はひっそりと
       白昼夢紡ぐ昏い窓窓


海風を聞いている漂泊に果てた街に
            窓辺の明るい家がある


時空はかなくて風の流れに身をゆだね
          ひっそりと海辺の白に佇む


機嫌のいい海風そよぎ
       蝶を乗せてどこまで行こう


白い浜辺 体をくすぐる11月の波に
          水際を歩き続けよう 君


言語で客観化し 捕らえた! 大系の結晶体
            改まる生命の染み出る体液も結晶なり
DATE: 2008/11/03(月)   CATEGORY: 自由詩
宮古島ーA
南海の孤島で風を受けていると
       故郷の海で一人遊びの 僕 思い出す


自ずと己 カルマ消化せよ
       あなたと積み重なる年月にこの海の色


南海の孤島のご宣託は
       カルマ成就なさい この風と


武装解除の風 通り過ぎて
       ベンチに二人自然体 一言 二言


南方の風の中で会おう
       我がカルマ謳い続けて 波


太陽の熱にいる! 南洋の島
         肌に亜熱帯を焼きつけている!
           
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