詩人の血
コクトーの『詩人の血』に学んで
DATE: 2017/06/27(火)   CATEGORY: 自由詩
自由律短歌三首
神が遍在してくれるから民衆アメリカは立つ
夢の国であれ強い国であれアーメン


海風の止まぬ南の島でデイゴの木が揺れて
聖書には奇蹟が記述されて今日が暮れる


我 戦争の犬にて宿業の戦さ闘いは
ペンで撃つ言葉の弾丸青空に消えて
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DATE: 2017/06/27(火)   CATEGORY: 自由詩
彼岸此岸
天国にはそよ風になびく幕屋が建っていて
ようこそお帰りと書かれたプラカードを持った人々がいる


インディアンのテントとフィギアの並ぶ草原模型
放心の子供の目に映るアメリカ血塗られたの歴史


輪廻転生しインディアンの魂持った
アメリカ人が大量に受肉して神に祈っている
DATE: 2017/06/27(火)   CATEGORY: 自由詩
マンモン(お金の神)
雨月物語(お金の神様)

まじめな蓄財家の問いかけとは、こうである。
お金が支配する経済の世界には、道徳や倫理の
感化力は及ばないのだろうか。富んでいる者
といえば、おおかた貪欲で、こういう人たちには
儒教の説などは、馬の耳に念仏である。仏教では
前世の因縁を説いているから、そういう貧欲を
いくぶんかは抑えることもできよう。しかし、
それでいいのだろうか。自分には、金銭を尊ぶ
気持ちと、いままで言われてきた倫理の説とが、
どうもしっくりこないように感じられる。この
点を、黄金の精霊はどう考えられるか。
これに対する、お金の神様の答えは、感動的な
ほどに明快で、深いのである。精霊はつぎのように
断言する。
我もと神にあらず仏にあらず、只これ非情なり。
非情のもととしての人の善悪を糺(ただ)し、それに
したがうべきいはれなし。………我は仏家の善業も
しらず。儒門の天命にも抱(かか)はらず、異なる境に
あそぶなり。

*上田秋成、雨月物語の言い分ですが……???
DATE: 2017/06/26(月)   CATEGORY: 自由詩
まっさらの自由
フリーハンドの右手でキーボードを打ち
左手で食事を作る
南へ下った
湿度の高さに閉口するけど
クーラーを29℃設定で快適に昼をやり過ごし
就寝前に窓を開け放つ 虫がすだく クイナが鳴く
何をするのも自由 本を読み 言論戦 そして聖書
右手で考え 左手で身体を維持する 自由
何につけても自由 自由ってこんな無味
透明なスクリーン
DATE: 2017/06/26(月)   CATEGORY: 自由詩
我が日常
神さまにいつも祈り捧げていないと
方向舵を失った飛行機どこの墜落するかわからない


己の祭壇で祈り捧げて今日もまた
世界を見つめる目だけは失いたくない
(書架の一番上の段にキリストの磔刑像を
安置してあります。図書の部屋です。)
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